弁天沼は、埼玉県東松山市岩殿にある沼です。
弁天沼は、巌殿山正法寺(巌殿観音)の参道を下った先にあり、周囲を里山に囲まれた沼です。
のどかな景観の中にある弁天沼ですが、岩殿山に住む悪竜を退治し、その首を埋めたところにこの沼ができたと言われています。カエルが住み着かないところから「鳴かずの池」と呼ばれています。訪れた時にはカエルはいませんでしたが、実際にはカエルはいるそうです。
弁天沼の中央には小島があり、そこには朱色の橋が架けられています。色が鮮やかな朱色なので、最近、修繕され色が塗られたようですね。背景は山里で沼は地味な茶色なので、朱色がとても映えて沼全体が美しく見えます。
こじんまりした沼の真ん中にある小島と弁天さまは味のある景色を醸し出し、とても静かで心が落ち着く空間ですね。
弁天さまのある小島の周囲は沼になっていますが、冬の時期は「かいぼり」が行われ、水が少なくなっているようです。
弁天沼は少し傾斜があるのか、東側は水が少し残っていますが西側は干上がっていました。
カエルが住み着かないところから「鳴かずの池」と呼ばれる弁天沼。
次回は、カエルを見つけに来てみたいですね。
それでは、また。