聖将山 東郷寺は、東京都府中市清水が丘にあるお寺です。
聖将山 東郷寺は、戦争で亡くなった多くの無名兵士の供養と永遠の世界平和を願い建立されたお寺です。第二次世界大戦の影響で建設が一時中断されましたが、終戦後に再開され、今では戦争の犠牲者を供養し、平和を願う寺院として、多くの人々に親しまれています。
本堂は、設計では二階建てしたが、第二次世界大戦の影響で建設費が不足したため、計画が変更され、平屋建てとなりました。本堂は、シンプルなデザインながらも、力強さを感じる建物です。
東郷寺の本堂は、法要や法会などの宗教儀式の場所として使用されています。
本堂の向かって左側には、客殿があります。木造で昭和10年代に造られたとされています。
客殿には、墓参者の休憩所がありました。
山門は、府中崖線の段丘を利用した境内の一段高い丘の上にあります。
崖線の下から見上げると、聳え立つ姿は圧倒的な風格があります。山門は、羅生門のモデルといわれています。荘厳かつ重厚な造りで装飾など一切なく、質実剛健な造りが特徴的で実に見ごたえがあります。
山門の両側には、枝垂桜の巨木があり、春には満開の花を咲かせます。東郷寺は、歴史と自然が融合した、人気の観光スポットです。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。
元帥の死後、元帥を慕う人々によってここに寺が建てられました。
東郷寺の山門は、黒澤明監督の映画「羅生門」や「美女と盗賊」のモデルになったことでも有名です。