くにたち郷土文化館は、東京都国立市谷保にある博物館です。
くにたち郷土文化館は、国立市の歴史や文化に関する資料を収集・展示し、市民の歴史学習の場として利用されている博物館です。国立市の原始・古代から近・現代までの歴史を、実物資料や解説パネル、模型、映像、パズルなどを通して、時代の流れに沿って見ることができます。
くにたち郷土文化館には、国立市域の通史を学ぶことのできる常設展示室や、館主催展示を実施する特別展示室の他にも、館内の通路でさまざまな展示が行われています。
府中用水のいきものたちが展示されています。府中用水は、多摩川から取水され、府中市、国立市、国分寺市を流れる用水路で、長い歴史を持ち、多くの生き物が生息しています。府中用水のいきものたちの展示を通して、府中用水の自然を身近に感じることができます。
講堂には、115平方メートルの広さと100インチのスクリーン、ビデオプロジェクター、ビデオプレゼンテーションスタンドなどの設備があり、講演会や講座、研究発表などの場として活用されています。
資料・研究室には、多摩地域に関する図書を中心に、事典や図鑑などの一般参考図書を閲覧できる他、インターネットの利用も可能な施設です。郷土文化館で収蔵している図書は「くにたち図書館」の検索システムで検索することもできます。
複雑に絡み合うカラスの巣が展示されています。カラスは、木の枝や葉、苔などを組み合わせて巣を作ります。しかし、都会では木材が少ないため、ハンガーやビニール紐、電線など、さまざまなものを巣材として利用します。カラスの巣は、カラスの生態や環境を示す貴重な資料です。
エレベータのボタンは、通常はプラスチックや金属で覆われていますが、くにたち郷土文化館のエレベータのボタンの付近は、ガラスで覆われて透明になっています。配線の様子がよくわかるエレベーターは、見どころの一つです。
ミュージアムショップは、1階正面エントランスを入ってすぐ右側の多目的ホール内にあります。郷土文化館オリジナルグッズを中心に、図録、研究紀要等の出版物の販売も行っています。
ミュージアムショップでは、マンホールカードを配っていました。タクリー号のマンホールカードは、国立市の出身の田中久重が開発した日本初の国産ガソリン自動車「タクリー号」をモチーフにした模様が描かれています。
くにたち郷土文化館の近くには、くにたち郷土文化館のミュージアムショップで配布されているマンホールカードと同じ模様のマンホールが設置されています。マンホールカードをゲットしたら、足を延ばし、実物のマンホールを見に来るのも楽しみの一つです。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。