伊豆山神社は、静岡県熱海市伊豆山にある神社です。
伊豆山神社は、源頼朝ゆかりの神社として知られ、鎌倉幕府の成立に深く関わった歴史を持つ古社です。相模灘を一望できる高台に位置し、強運守護、福徳和合、縁結びの神様として信仰を集めています。
伊豆山神社は、高台に位置しています。参道の入り口にはバス停があり、そこから長い石段が続いています。石段の両側には木々が茂り、自然の美しさを感じることができます。
伊豆山神社には、駐車場が併設しています。第一鳥居は、その駐車場のすぐそばにあります。
駐車場の横には、小さな公園がありました。園内には、小さな子どもたちが喜ぶブランコや木馬のゆりかごがあります。
第一鳥居から階段が続きます。本来の参道はふもとの伊豆山浜から続く837段の石段ですが、この場所からは残り約180段ほどです。両側に手すりがあるので、安心して登ることができます。
途中まで登ると、伊豆山神社の銅で作られた第二鳥居があります。荘厳な雰囲気を醸し出す第二鳥居です。扁額には大きく「伊豆山神社」と書かれていました。
参道の途中には、いくつかの社殿があります。祖霊社は、神道において、一族の祖先や先祖の霊を祀る場所のことです。
伊豆山神社の祖霊社は、伊豆山神道会にゆかりのある方々の霊が安らかに眠る場所として、静かに佇んでいます。
参道の途中には、平坦な踊り場のような場所があります。
この付近では、地域猫たちが日向の暖かい場所でのんびりと過ごしていました。エサをもらっている最中の猫たちは、嬉しそうに口を動かしながら、満足そうな表情を浮かべています。
御祭神の結明神は、男女の縁結びだけでなく、人と人との繋がりを深める神様としても信仰されています。恋愛成就を願う人や、良好な人間関係を築きたい人など、多くの人々が参拝に訪れます。
階段を上り切ると、そこには伊豆山神社の境内が広がります。伊豆山神社の境内は、相模灘の絶景を望む、海抜170メートルほどの地点にあります。
広大な相模灘を眼下に望む開放感は、訪れる人の心を解放し、すがすがしい気持ちにさせてくれます。この先には、拝殿がありますが少し寄り道をしてみます。
伊豆山神社 手水舎は、紅白の龍の口から水盤に水が流れ出ています。赤白二龍は、伊豆山神社の伝説に基づく神話で、地底に赤と白の二匹の龍が臥しているとされています。赤龍は火を、白龍は水を表し、その力で温泉を生み出す守護神です。龍の尾は箱根の芦ノ湖に、頭は伊豆山に位置し、温泉が湧く場所は龍の両目や鼻に相当します。この伝説は、赤白二龍が地域の温泉と結びついていることを示しています。
雷電社は、事業、経営、商売繁盛、心願成就、良縁成就、家内安全、夫婦円満、子孫繁栄など、多岐にわたるご利益をもたらすといわれる神社です。強いご神威を持つ神様として、歴代の将軍家から厚く崇敬され、政治を司り導く神として信仰されてきました。
社務所は、神社の管理者や神職が執務する場所です。社務所では、御守授与や祈祷の受付、お守りや絵馬の販売などを行っていました。シンプルな色使いと照明で落ち着いた雰囲気です。
今から、拝殿に向かいたいと思います。
それでは、また。