歴史と自然が調和する心を清める場所 武田八幡宮

武田八幡宮は、山梨県韮崎市神山町北宮地にある神社です。

武田八幡宮

武田八幡宮は、甲斐武田家の氏神として尊崇を集めた神社です。伝説によれば、弘法大師が八幡神の存在を告げられたことから、この地に八幡神が祀られるようになりました。歴史的な背景を持つこの神社は、地域の信仰の中心として大切にされています。

武田八幡宮

武田八幡宮は、韮崎市の釜無川を見下ろす高台に位置しており、周囲の景色を一望できます。高台からは、遠くに富士山を望むこともでき、自然の美しさを感じながら参拝できます。

武田八幡宮 ニの鳥居 輿石

ニの鳥居は、武田八幡宮の参道正面に位置します。この鳥居は、明神形式の両部鳥居で、非常に大きな存在感を持っています。高さは7メートル、柱間下は5.2メートル、笠木の長さは9.8メートルとなっており、その大きさに圧倒されます。ニの鳥居の創建時期は不明ですが、扁額の背面には再興の年号が記されています。1701年に再興され、その後、1789年にも再々興が行われたことが記録として残っています。これにより、歴史的に重要な位置を占める鳥居であることがわかります。

武田八幡宮 随神門

神社の入り口には、随神門が建てられています。随神門は、神域への入口としての役割を持ち、神々の守護を象徴しています。随神門を通ることで、神聖な空間に足を踏み入れる感覚を味わうことができます。

武田八幡宮 随神門

随神門は、1841年に再建されました。門の両側には、武官の装束を身にまとった二神が立っています。右側には左大臣、左側には矢大臣が祀られており、参拝者を迎える神々の姿が印象的です。

武田八幡宮

随神門を抜けると、門の裏には長い石段が続いています。この石段を登ることで、神社の本殿に近づくことができます。ゆっくりとしたペースで登ることが、心を落ち着ける一歩となります。

武田八幡宮

石段は長いため、無理せずゆっくりと登ることが大切です。途中で休憩しながら、周囲の景色を楽しむことができ、登ること自体が参拝の一部として感じられます。

武田八幡宮 神楽殿

石段を登りきると、開けたエリアに神楽殿があります。神楽殿では、伝統的な神楽が舞われ、地域の文化を深く感じることができます。神楽は毎年秋の例大祭で奉納され、祭りを盛り上げる重要な役割を果たしています。

武田八幡宮 神楽殿

神楽殿では、武田八幡宮神楽団が伝統文化を守り継承しています。この神楽は、貴重な文化遺産として地元の人々に愛されています。神楽の舞が祭りを盛り上げ、訪れる人々に神聖な雰囲気を伝えます。

武田八幡宮 神楽殿

神楽殿の奥にも石段が続いており、さらに上へと進むことができます。石段を登ることで、より神聖な空間へと導かれていく感覚になります。

武田八幡宮 拝殿

石段を登りきると、拝殿があります。拝殿では、参拝者が神々に祈りを捧げ、心の安寧を求める場所です。武田八幡宮の拝殿は、シンプルでありながら、歴史の重みを感じさせる場所です。

武田八幡宮

拝殿は、御神体に対して祭祀を行い、参拝者が拝礼をする場所です。参拝の方法には、自由に行うものと、拝殿に昇って御祈願をするものがあります。どちらも、心を込めて祈ることができる大切な場所です。

武田八幡宮 本殿

武田八幡宮の本殿は、武田信義公から400年後の1541年に、武田信虎公・信玄公によって再建されたものです。本殿の建築様式は三間社流造檜皮葺で、武田氏の強大さを象徴しています。武田八幡宮の本殿の隣には、摂社の若宮八幡宮もあります。

武田八幡宮 社務所

武田八幡宮の社務所では、御朱印を受けることができます。御朱印は、参拝の記念として多くの人が受けるものです。また、おみくじも用意されており、運勢を占うことができます。参拝の際には、御朱印をいただいたり、おみくじを引いたりすることで、より一層神社の雰囲気を楽しむことができます。

武田八幡宮 社務所

おみくじを引いたところ、中吉でした。内容を見てみると、商売に関しては「利益甚大」とあり、事業や取引には良い兆しがあるようです。また、失くしたものは「高いところから出てくる」とのこと。思い当たるものがあれば、高い場所を探してみると良いかもしれません。おみくじの言葉を心に留めながら、前向きに過ごしていきたいですね。

武田八幡宮

武田八幡宮は、歴史的な背景と深い信仰が息づく場所です。自然の美しさ、伝統的な神楽、そして壮大な本殿など、訪れるたびに新たな発見があります。どの世代の人々にも、深い感動を与える神社です。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

冬季期間閉鎖中 県道甘利山公園線 入り口ゲート

県道甘利山公園線 入り口ゲートは、山梨県韮崎市旭町上條北割にあるエントランスです。

県道甘利山公園線 入り口ゲート

県道甘利山公園線は、山梨県韮崎市にある甘利山へのアクセス道路です。この道路は、甘利山登山や景色を楽しむために利用され、多くの車両が行き交います。道中には展望ポイントもあり、途中で車を停めて景色を眺めることもできます。特に、晴れた日には富士山を望むことができるスポットもあり、写真撮影を楽しむ人も多いです。

県道甘利山公園線 入り口ゲート

訪れた日は、県道甘利山公園線の入り口ゲートが閉じられており、通行することができませんでした。冬季は積雪や路面凍結の影響で、道路が封鎖されています。事前に情報を確認するとよいでしょう。

機械があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

断崖に佇む千体仏の神聖な空間 雲岸寺 窟観音

窟観音は、山梨県韮崎市中央町にあるお寺です。

窟観音

韮崎市の七里岩末端に位置する雲岸寺の窟観音は、断崖絶壁の中腹にある洞窟に本尊の聖観世音菩薩が安置されている寺院です。弘法大師空海がこの地に観音石仏を祀ったとされ、室町時代に祖慶和尚によって開基されました。お堂は岩壁に張り出すように建てられた珍しい舞台造りで、境内には千体仏が並ぶ独特の雰囲気を持つ場所です。

窟観音

七里岩の南端に位置する窟観音は、断崖の斜面にひっそりとたたずんでいます。お堂へ向かうには、崖下から急なコンクリートの石段を登る必要があります。足元に気をつけながら進むと、目の前には洞窟の入り口が見えてきます。ここが、窟観音の入口です。

窟観音

入口には「窟観音」と刻まれた石柱が立ち、その先には人が一人通れるほどの小さな穴が壁に開いています。ここをくぐることで、窟観音へと進むことができます。

窟観音

洞窟の中は天井が低く、入り口付近では中腰で進む必要があります。しかし、少し奥へ進むと空間が広がり、双方向に通れる程度の幅になります。ひんやりとした空気が漂い、厳かな雰囲気が感じられます。

窟観音

洞窟は北側と南側でつながっており、通り抜けることができます。その道中には無数のお地蔵様が並び、静かに祈りを捧げる場となっています。

窟観音

洞窟を抜けると、目の前に朱色のお堂が現れます。崖に張り付くように建てられたその姿は、まさに「懸造り」と呼ばれる独特の建築様式です。

窟観音

お堂は岩壁の上に張り出すように建てられ、眼下には七里岩の絶壁が広がっています。周囲を見渡すとその迫力に圧倒され、思わず息を呑むほどの景観です。

窟観音

お堂の中には無数の仏像が並び、千体仏が安置されています。一体一体に込められた祈りを感じながら、厳かな雰囲気に包まれる瞬間です。

窟観音

お堂の中を覗き込むと、そこには千体の仏が整然と並んでいます。その静寂と厳かさに、思わず手を合わせたくなるほどの空間です。

窟観音

断崖の洞窟と千体仏が印象的な窟観音は、歴史と信仰が息づく特別な場所でした。険しい道のりの先に広がる景色と、千体仏の神聖な空間は一見の価値があります。

窟観音

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。