駒木 諏訪神社 摂社末社は、千葉県流山市駒木にある神社です。
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駒木の諏訪神社は、平安時代初期に創建され、1200年を超える歴史を誇る神社です。奈良の都から移住した人々が、この地に信濃の諏訪大社から御神額を受けて祭祀を行ったことが起源です。特に源義家の参拝と献馬の逸話が有名で、その信仰の深さを物語っています。神社内には義家の献馬像があり、過去の英雄的な出来事を感じることができます。
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西参道を進むと、周囲を包む森の雰囲気に引き込まれます。木々の間から差し込む木漏れ日が心地よく、歩くだけで気持ちが落ち着きます。古くからの木々が生い茂るこの参道は、諏訪神社の長い歴史を感じさせてくれる場所です。
参道には数多くの灯籠が並び、神聖な雰囲気を作り出しています。古いものから新しいものまであり、歴史の積み重ねを感じられます。夜になると灯籠に火が灯り、幻想的な光景が広がるそうです。
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境内に入ると、案内図が設置されており、どこにどの社殿があるのか一目でわかります。境内には摂社や末社が点在し、それぞれに異なる御祭神が祀られています。歴史を感じながら巡るのも楽しみの一つです。
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立派な神門を抜けると、目の前に駒木 諏訪神社の拝殿が現れます。右手に進むと、境内の奥へと続く道があり、さらに様々な社殿が並んでいます。どこか厳かな空気が流れており、気持ちが引き締まります。
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このエリアは、多くの摂社や末社があり、それぞれ異なる神さまが祀られています。神社全体がパワースポットのような雰囲気を持っています。
境内の奥へ進むと、5つの社殿が一直線に並んでいる場所があります。静かで厳かな空気が漂っています。それぞれの社殿で手を合わせながら、ゆっくりと参拝したくなるような空間です。
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恵比寿神社には、水蛭子神(ひるこのかみ)が祀られています。「古事記」に登場する神さまで、恵比寿信仰のもととなった神さまです。1985年に創建され、毎年4月23日に例祭が行われています。
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恵比寿神社のすぐ隣には、祓戸大神が祀られています。神道において、穢れを祓う役割を持つ神さまであり、ここで心身を清めてから参拝すると良いとされています。
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国魂神社は、明治時代に発見された古い板碑がきっかけとなり祀られるようになった神社です。もともとは別の場所にありましたが、1952年に現在の場所に遷座されました。10月10日に例祭が行われています。
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天神社には、菅原道真公が祀られています。学問の神さまとして有名で、学業成就を願う人々が多く訪れます。1462年に創建され、1985年に現在の境内へと移されました。3月25日に例祭が行われています。
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稲荷神社の御祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)です。農業をはじめ、商売繁盛の神さまとしても信仰されています。古くからこの地に祀られており、毎年2月の初午の日に例祭が行われています。
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姫宮神社の御祭神は八坂刀売命(やさかとめのみこと)で、諏訪大神の妃神です。婦徳・安産の神として信仰され、子供の成長を願う神社としても知られています。かつては本社から200メートルほど離れた場所に祀られていましたが、明治時代に現在の境内へ遷されました。例祭は1月20日に行われます。
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雷神社の御祭神は別雷大神(わけいかづちのおおかみ)で、雷や雨を司る神さまです。元々は大堀川のほとりに祀られていましたが、明治時代に境内へ遷されました。農業神として信仰され、初物を供える風習が今も続いています。例祭は5月1日です。
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招魂社は、大東亜戦争で国のために命を捧げた英霊を祀るため、1949年に創建されました。流山・柏・小金などの地域出身の戦没者1000余柱が鎮まっています。春の例祭は4月23日、秋の例祭は11月23日です。
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大鳥神社の御祭神は日本武尊(やまとたけるのみこと)と弟橘姫命(おとたちばなひめのみこと)です。日本武尊が東征の際に海を渡るため、弟橘姫が身を投じて波を鎮めた伝説が残ります。その霊を祀る神社として信仰されています。例祭は11月の初酉の日です。
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境内には、地鎮用の浄砂があり、希望者は神前で地鎮祈祷を受けることができます。
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歴史ある駒木諏訪神社には、長い年月を経て受け継がれてきた伝統や文化が息づいています。境内を散策しながら、古き良き信仰の形に触れてみるのも良いでしょう。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。