浜松まつり会館は、静岡県浜松市中央区中田島町にある博物館です。

浜松まつり会館は、浜松祭りの中心的な場所で、浜松祭りの歴史や凧揚げ合戦、伝統的な屋台などの展示が行われている施設です。浜松市の遠州灘海浜公園内にあり、5つのゾーンで構成されています。大凧や法被、屋台などの展示に加えて、浜松祭りの迫力や熱気を感じることができます。特に大凧展示室では、祭りの緊張感や興奮をリアルに体感できる体験ができることが魅力です。

浜松まつり会館の入り口には、祭りの雰囲気を感じさせる大きな文字で「浜松まつり会館」と掲げられています。祭りの興奮が伝わるデザインで、館内に足を踏み入れる前からワクワク感が高まります。入り口からすでに浜松祭りの熱気を感じることができます。

エントランス付近には顔ハメパネルが設置されています。ここでは、訪れた方が浜松祭りの一員になった気分で記念撮影を楽しむことができます。家族や友人と一緒に思い出に残る写真を撮影することができ、観光の楽しさが倍増します。

館内に一歩足を踏み入れると、目の前には「御殿屋台模型」が展示されています。屋台の迫力や精巧な作りをじっくりと観察することができます。縮尺は5分の1ながら、屋台の細部まで精密に作り込まれており、まるで実物大の屋台を目の前にしているかのような感覚を覚えます。屋台の飾りや装飾、構造まで細かく再現されています。
上を見上げるといくつもの大きな凧が掲げられています。これらの凧は、浜松祭りの凧揚げ合戦で使用される実際の凧であり、豪快な凧揚げの様子を思い浮かべながら見ることができます。凧の大きさやデザインに圧倒され、祭りの盛り上がりを感じることができます。

浜松まつり会館の館内は、エントランスの他に5つのブロックに分けられて展示されています。各ブロックでは、浜松祭りの歴史や伝統、凧揚げ合戦の詳細、さらには凧の製作過程や実際に使われる道具まで、様々な角度から浜松祭りの魅力を感じることができます。

ハイビジョンルームでは、浜松まつりを8分間のダイジェスト映像として鮮明なハイビジョン映像で紹介しています。映像では、浜松祭りの興奮や活気、凧揚げ合戦の迫力を存分に感じることができます。臨場感あふれる映像で、祭りの雰囲気をリアルに体験することができます。

浜松まつり会館では、浜松出世大名の故事にちなんだ太鼓芸能「浜松出世太鼓」で使用される太鼓も展示されています。三方原合戦の際に、徳川家康が太鼓の音で危機を逃れたという伝説に由来し、この太鼓は浜松の伝統文化の一部として大切にされています。

凧糸製造室では、凧合戦の勝敗を決める重要な役割を担う凧糸の製造過程を学ぶことができます。摩擦に強い麻を使用し、丈夫な糸を作るために使われていた機械を実際に見ることができ、凧合戦の裏側に触れることができます。

凧糸製造室では、映像を使った展示が行われており、凧糸がどのように作られるのか、その過程をわかりやすく学ぶことができます。映像では、実際の製造過程や使用されている機械の動きが鮮明に映し出され、凧合戦における凧糸の重要性を感じることができます。

麻の実物を手で触れることができる展示も行われています。麻の質感を直接感じることで、凧糸の製造に使用される麻の重要性や、その特徴をより実感することができます。触れることで、素材の魅力を深く理解できる貴重な体験です。

浜松まつり会館のエントランスには、訪れる人々が一息つける休憩所があります。広々としたスペースにはベンチシートが設置され、くつろぎながら周りの雰囲気を楽しむことができます。また、デスクもあり、少し仕事や書類整理をしたい時にも便利です。

そして、何と言っても注目なのが売店で販売されているアイスクリームです。暑い日には特に嬉しいアイスクリームがあり、館内見学の合間にぴったりのスイーツです。さっぱりとした味わいで、浜松まつり会館でのひとときをさらに楽しむことができます。

休憩所には自動販売機も設置されており、飲み物を手軽に購入することができます。祭りの観覧後や館内を見学した後に、リフレッシュできる場所としても利用できます。しっかりと休憩しながら次の展示を楽しむことができます。

大凧展示室と御殿屋台展示室があるので、今から行ってみたいと思います。
それでは、また。