烏森神社は、東京都港区新橋にある神社です。

烏森神社は東京都新橋に位置し、平安時代の940年に創建された神社です。御祭神には、倉稲魂命(ウガノミタマノミコト)、天鈿女命(アメノウヅメノミコト)、瓊々杵尊(ニニギノミコト)をお祀りしており、商売繁盛や家内安全、技芸上達などのご利益を授かることができます。

新橋の賑やかな街中に、烏森神社へと続く静かな参道が突如と現れます。参道は新橋の喧騒とは異なり、神聖な空気が漂い、歩を進めるごとに心が落ち着いていくのを感じることができます。

参道をさらに進んでいくと、大きな鳥居が立っています。鳥居は神社の入り口を象徴し、境内に一歩足を踏み入れることで神聖な空間に誘われるような感覚になります。

鳥居をくぐると、石段が続き、その先に拝殿が見えてきます。ここには「茅の輪」が設置されており、参拝者が無病息災を願いながら茅の輪をくぐります。この茅の輪をくぐることで、厄を払うことができるとされています。境内には、穏やかな雰囲気が広がっています。

神社内には、開運を祈願する干支の辰に関連したディスプレイがあります。可愛らしい辰がたくさん飾られ、訪れる人々を楽しませています。このようなディスプレイは、参拝の際の楽しいアクセントとなり、訪れた際に目を楽しませてくれるポイントとなります。

心願色みくじは、願意や占う内容に合わせて4つの色に分けられています。赤(恋愛・良縁)、黄(金運・幸運・商売)、青(厄祓・仕事学業)、緑(健康家庭)の4色の中から、自分の願いに合った色を選んで、願い事を記入することができます。

境内の広場には、通常の朱印に加え、特別朱印も並んでいます。年間10種類ほどの特別朱印が授与され、授与方法や内容は毎年異なります。赤・黄・青・緑の4色の巴紋と烏が描かれた社紋をあしらった朱印は、訪れた際に記念としていただくことができます。

境内の一画には、「心願色みくじ」を記入するための専用の書き処があります。ここには、願い事を記入するためのペンが用意されており、参拝者が自分の願いを込めておみくじを引き、祈願することができます。この場所でのひとときも、心静かに過ごすことができる時間となります。

書き処は、フォトジェニックなスポットです。日本の伝統的な和の美しさを感じさせる空間が広がっており、写真を撮るにもぴったりな場所です。心願色みくじに願いを書きながら、写真撮影を楽しむことができます。

烏森神社は、江戸時代の火災現場で命を落とした先達への慰霊のために建立された「木遣塚」があります。明暦の大火の際に類焼を免れた烏森稲荷社は、神威の致すところと考えられ、以後、信仰が厚くなりました。この塚はその精神を伝える重要な場所として、大切に守られています。

新橋の繁華街にひっそりと佇む烏森神社は、歴史的な背景や独自のご利益を持つ神社です。参道から鳥居をくぐると、様々な祈願やお守りが並んでおり、訪れるたびに新たな発見があります。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。