再生の神社 諏訪神社

諏訪神社は、千葉県館山市船形にる神社です。

諏訪神社

船形諏訪神社は、西暦717年に創建されたと伝えられる歴史ある神社です。千葉県館山市船形地区の総氏神として、地域の人々に大切にされています。御祭神は建御名方命です。隣接する大福寺の崖観音とともに、この地の信仰を支えてきました。

諏訪神社

大福寺の崖観音を目指して歩くと、その途中で成田山のお堂があり、左に曲がると諏訪神社が見えてきます。参道を進むと、真新しい社殿が立っています。放火による焼失後に再建されたため、木の香りが残る美しい佇まいをしています。歴史ある土地にありながら、新しさも感じられる神社です。

諏訪神社

境内には、古びた風格を持つ狛犬が鎮座しています。社殿は新しくなりましたが、狛犬は長い年月を経てきたことがうかがえます。表情には力強さがあり、境内を見守る存在として佇んでいます。歴史を感じさせるこの狛犬は、神社の過去と現在をつなぐ存在ともいえるでしょう。

諏訪神社

境内には社務所があり、お守りや御札を授かることができます。訪れた際には、参拝とともに社務所を覗いてみるのも良いでしょう。神社の歴史についても、ここで詳しく知ることができるかもしれません。新しく再建された神社ですが、昔からの信仰が続いていることを感じさせます。

諏訪神社

境内では、おみくじを引くことができます。新しい社殿とともに、昔ながらのおみくじの楽しみも健在です。また、御朱印も授かることができるため、参拝の記念に受けてみるのも良いでしょう。新旧の要素が調和した神社で、伝統を感じることができます。

諏訪神社

「なりたいみくじ」という珍しいおみくじを引いてみました。このおみくじは、願いが叶うとされるものです。結果は末吉でしたが、内容を読んでみると前向きな言葉が多く、励まされる気持ちになりました。訪れた際には、ぜひ試してみるのも良いかもしれません。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

歴史と自然が調和する神聖な空間 桃園神社

桃園神社(とうえんじんじゃ)は、山梨県南アルプス市桃園にある神社です。

桃園神社

桃園神社は、貞純親王を祭る神社で、京都の六条桃園に御所があったことに由来します。社名の「桃園」は、親王が過ごした場所にちなんでいます。地元では「院の宮」とも呼ばれ、歴史的な背景が深い神社です。境内には多くの神社や古木があり、静かな雰囲気が漂っています。

桃園神社

桃園神社の見所の一つは、ヒノキの森です。駐車場からは、どこまでも広がるヒノキの並木を見ることができ、自然の美しさを感じることができます。森の奥行きは深く、空がところどころに見え、木々の間から光が差し込む様子が印象的です。地面には少しだけ草が生えており、静かな森の中で心が落ち着きます。

桃園神社

桃園神社の参道入口は、境内の南側に位置しています。社号標には「院宮 桃園神社」と大きな文字で書かれています。ここから歩き始めると、ヒノキの森を通り抜けて、神社の拝殿へ向かうことができます。

桃園神社

最初に目に入るのは立派な鳥居です。しめ縄がしっかりと掛けられており、その神聖さを感じさせます。扁額には「桃園神社」と刻まれており、その文字が神社の荘厳さを際立たせています。鳥居の先には、真っ直ぐに参道が伸びています。

桃園神社

桃園神社の参道は非常に整備されており、木立に囲まれた静かな道を歩くことができます。周囲には、さまざまな植物が自生し、まるで小さな植物園を感じることができます。緑豊かなエリアはとても穏やかで、自然の美しさを堪能することができます。

桃園神社

参道の途中、左手には神明宮があります。神明宮は、伊勢神宮を勧請して創建された神社で、天照大神を祀っています。参拝することで、五穀豊穣、開運招福などの御利益をいただけるといわれています。

桃園神社

参道の途中には、神門があります。神門は朱色に塗られており、その鮮やかな色彩が緑豊かな景観の中で際立っています。コンパクトながらも、神門は存在感があり、神聖な空間へと導く重要な役割を果たしています。

桃園神社

さらに参道を進むと、鮮やかな朱色の拝殿が見えてきます。参道の両脇には、光が灯る朱色の灯籠が点々と置かれており、その存在感を放っています。灯籠の温かな光が優しく導き、拝殿へと向かう道をより神聖なものに感じさせます。

桃園神社

桃園神社の拝殿と御本殿は共に入母屋造りで、質素ながらも優雅さを保っています。参拝する際、ここで心静かに願いを込めることができます。少しピンクがかったようにも見える色合いが特徴的で、桃園神社の名にふさわしい雰囲気です。

桃園神社

拝殿の前には広々とした空間が広がっています。広場には狛犬が向かい合うように鎮座し、拝殿を見守るような佇まいを見せています。その表情には年月を重ねた風格があり、神社の歴史を物語っているようです。周囲の木々と調和し、開放感のある空間が心を和ませてくれます。

桃園神社

桃園神社の見所の一つは、境内に広がるヒノキの森です。駐車場からもその姿を眺めることができますが、実際に足を踏み入れると、より深い魅力を感じることができます。長い歴史を刻んできたヒノキの木々が立ち並び、静寂の中に神聖な空気が漂っています。木漏れ日が差し込む森の中で深呼吸をすると、澄んだ空気が心を落ち着かせてくれます。

桃園神社

拝殿の左側には、赤い鳥居が特徴的な稲荷神社が鎮座しています。境内社のひとつとして、大切に祀られています。長い歴史を感じさせる佇まいを見せています。朱色の鳥居と木々の緑が美しく調和し、静かな雰囲気の中に神聖さを感じることができます。

桃園神社

稲荷神社の手前には、駒ヶ岳蔵王権現が鎮座しています。やや控えめな佇まいのため見落としがちですが、しっかりとした立派な祠です。蔵王権現は修験道と関わりが深く、険しい山々と縁のある神として信仰されています。静かに佇むこの祠に手を合わせると、古くからの祈りの歴史を感じることができます。

桃園神社

拝殿の右側には、天神宮が鎮座しています。学問の神として知られ、受験や勉学成就を願う人々に信仰されています。静かな空気に包まれながら手を合わせると、心が落ち着き、学問への決意を新たにすることができます。

桃園神社

天神宮の手前の参道には小さな祠が並びます。大山大明神は、独特の雰囲気を醸し出しています。周囲の木々に包まれた静謐な空間が広がります。長い年月を経て佇む祠は、静かでありながらも力強さを感じさせます。まるで異世界に足を踏み入れたかのような静謐な空間を作り出しています。

桃園神社

参道の途中には、右手に夫婦樅(モミ)の御神木があります。二本の木が仲良く並び、まるで寄り添うように立っている姿は圧巻です。長い年月をともに過ごしてきたその姿は、神聖な力を宿しているかのように感じられます。周囲の木立の中でも特に存在感があり、力強く天へと伸びる姿が印象的です。

桃園神社

夫婦樅は、その背丈の高さに圧倒されます。天へと真っ直ぐに伸びる姿は力強く、根元から見上げると、その壮大さをより感じることができます。木々の間から差し込む光が、神秘的な雰囲気を作り出し、神聖な空気を漂わせています。

桃園神社

長い年月を共に過ごしてきたこの二本の樅は、まさに夫婦のように寄り添いながら立ち続けています。特に注目すべきは、この木が欅ではなく樅の木であることです。周囲の木々の中で、樅の木はその独特の存在感を放っています。

桃園神社

桃園神社は、静かな自然と歴史が息づく神社です。境内は美しく整備され、参道の途中にそびえる夫婦樅や、学問の神を祀る天神宮など、見所がたくさんあります。特に、ヒノキの森や御神木の夫婦樅の存在感は、訪れる人々に深い印象を与えます。周囲の木々と調和した空間は、心を落ち着ける場となり、歴史ある神社でのひとときは、穏やかな気持ちをもたらしてくれます。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

城跡に静かに佇む神社 新府藤武神社

新府藤武神社(ふじたけじんじゃ)は、山梨県韮崎市中田町中條にある神社です。

新府藤武神社

藤武神社は、山梨県韮崎市の新府城跡に鎮座する神社です。武田勝頼が新府城築城時に城の鎮守として祀りましたが、落城とともに焼失しました。その後、徳川家康が再建を命じ、「藤武神社」として復興しました。急な石段を登った先に境内が広がり、現在も歴史を感じることができます。

新府藤武神社

藤武神社の入口には、朱塗りの両部鳥居が建っています。扁額には「新府藤武神社」と書かれ、重厚な雰囲気を醸し出しています。鳥居の前は七里岩ラインに面しており、車の往来が多い場所です。ここから先は、新府城跡へ続く道となります。

新府藤武神社

鳥居をくぐると、230段の石段が続いています。この石段は急勾配で、登るのはかなり大変です。足元に注意しながら進む必要があります。地元の学生がトレーニングに使っている様子も見られます。

新府藤武神社

石段を避けたい場合、左手にある「乙女坂」を利用することもできます。こちらは石段ではなく、なだらかな坂道になっています。歩きやすいですが、距離が長くなるため時間はかかります。

新府藤武神社

乙女坂はジグザグに道が続いており、急な石段よりも負担が少ないです。距離は長くなりますが、ゆっくりと登ることができます。体力に自信がない場合はこちらのルートを選ぶのがよいでしょう。

新府藤武神社

途中まで登ると、ふもとの県道が見えます。ただし、周囲は森に囲まれているため、視界はそれほど開けていません。木々の隙間からわずかに街道の様子をうかがうことができます。

新府藤武神社

石段を登り切ると、再び赤い鳥居が迎えてくれます。その奥には拝殿が鎮座し、新府城の本丸跡に位置しています。ここまで登ると、静かで厳かな雰囲気に包まれています。

新府藤武神社

境内は広くはありませんが、静かで落ち着いた雰囲気です。拝殿は入母屋造りで、屋根には銅板が葺かれています。木彫りの装飾が施されており、細部まで丁寧に造られています。

新府藤武神社

拝殿の奥には神楽殿が建っています。神楽殿は祭事の際に使われる建物で、朱塗りの柱とシンプルな造りが特徴です。現在は普段使用されることは少ないようですが、神社の格式を感じさせる建物です。

新府藤武神社

拝殿の奥には本殿があり、一体となった造りになっています。本殿は一間社入母屋造りで、簡素ながらも整った意匠が施されています。本殿の裏手には、武田勝頼公霊社が祀られています。

新府藤武神社

藤武神社は、新府城跡に残る歴史を今に伝える神社です。

機会があれば、再度訪れてみたいですね。

それでは、また。