船車や荷船の展示で理解が深まる 埼玉県立 川の博物館 本館第1展示室 後編

埼玉県立 川の博物館 本館第1展示室は、埼玉県大里郡寄居町小園にある展示室です。

鉄砲堰

鉄砲堰の先には、荒川流区を環境造形した展示物が置かれています。

船車

船車(ふなぐるま)は、その名の通り、船に水車を取り付けた川船の水車のことをいいます。麦作地帯が広かっていた寄居町付近では、川船に水車小屋を乗せた船車で小麦粉を作っていました。

船車の内部

船車を川に浮かべておけば、荒川の水位の増減に影響されることなく動力を得て製粉をすることができます。洪水が起きそうな時は、船車を避難させることもできます。船車は、荒川の特徴をよく知っていた人々の知恵を活かした水車なんですね。

荷船

荷船(にぶね)の展示コーナーでは、実際に乗ったりすることもできます。荷船は物資の輸送に使われていた船で、荒川を下るときは東京まで1日で行けましたが、帰りは上げ潮や海風を利用して5日前後の日数を必要としたそうです。船の中は寝泊まりできるようなっていて、まるでキャンピングカーのようですね。

水塚

荒川周辺は度々洪水に見舞われてきたため、あらかじめ土を盛って避難場所にしていたそうです。その高さのある場所を水塚といい、水塚の上には水防建造物が作られていました。人々の水害時に対する知恵や工夫を知ることができますね。

水塚の展示

水塚の展示の中では、猫とネズミが物語風にお喋する、某ランドのアミューズメントのような解説が行われていました。なんだか見ていて楽しくなりますね。

荒川と人々のくらしとの関わりを知ることのできる埼玉県立 川の博物館 本館第1展示室。

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。

日本一の1000分の1の模型 埼玉県立 川の博物館 荒川大模型173

埼玉県立 川の博物館 荒川大模型173は、埼玉県大里郡寄居町小園にある博物館です。

埼玉県立 川の博物館 荒川大模型173

埼玉県立 川の博物館 荒川大模型173は、荒川の源流(甲武信岳)から河口(東京湾)までの流れと、荒川付近の地形を1000分の1に縮小して表現した大パノラマの模型です。

埼玉県立 川の博物館 荒川大模型173

荒川大模型173の「173」は、一級河川の荒川の長さが173kmであることから名づけられました。1000分の1の模型ということは、1メートルの距離が実際には1キロメートルということなので、パッと理解しやすく、地形学習が進みます。

秩父市

荒川には150近くの橋がかかり、鉄道や駅、河川管理施設などはステンレス製の縮小模型が設置されています。秩父駅と西武秩父駅は東西を山に囲まれているので、とても分かりやすい地形ですね。

川の博物館

川の博物館は赤い目印が塗られていました。模型では数十センチほどの幅しかありませんが、これを1000倍すると実際の大きさになると思うと、なんだか不思議な感覚になりますね。

御成橋

鴻巣市にある御成橋は、川幅2,537メートルで日本一です。実際に橋を渡ってみると、川の流れている部分はほんの少しのように見えますが、2019年10月の台風19号の時には川幅は最大まで広がったそうです。

お台場

歩いていたら、あっという間に荒川の河口の東京湾に到着しました。

埼玉県立 川の博物館 荒川大模型173

川の博物館では、様々な解説を聞きながら、源流点から河口までガリバー気分で歩くイベント「ガリバーウォーク」を行っているそうなので、次回は参加してみたいですね。

それでは、また。

トキワ荘関連の書籍が読み放題 トキワ荘 マンガステーション

トキワ荘 マンガステーションは、東京都豊島区南長崎にある博物館です。

トキワ荘 マンガステーション

トキワ荘 マンガステーションは、南長崎地域のマンガ・アニメによる街づくりの拠点として2020年7月に開設された博物館です。撮影は禁止だったので外観写真のみですが、館内には漫画喫茶のように壁に所狭しとマンガが陳列され、室内中央にはイスがあってくつろいでマンガを読むことができます。

トキワ荘 マンガステーション

トキワ荘 マンガステーションは、トキワ荘に入居していたマンガ家の書籍、約6,000冊の作品を自由に手に取って読める施設で、50分間の間、無料で「漫画少年」や「火の鳥」などのマンガを読むことができます。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。