鹿の湯は、東京都西多摩郡日の出町平井にある温泉です。
鹿の湯は、寳光寺の敷地内にある鹿野山(ろくやさん)の麓にある温泉です。鹿の湯は、明治初頭まで「鹿の湯」として多摩七湯に数えられ、怪我や皮膚病によく効くとして湯治客で賑わった温泉です。しかし、現在は湧出していません。
ある日、足を怪我していた一頭の鹿が北側の谷間に湧き出る泉で傷ついた足を癒したところ、怪我が治り山へ帰っていったそうです。そこで、この泉を「鹿の湯」と命名し、怪我で苦しんでいる人のために浴室を作ったところ、評判が人から人へ伝わり、多くの人が来るようになりました。
現在「鹿の湯」湯元跡には大きな樫の木が立ち、祠には「鹿之湯大権現」が祀られています。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。