迫力ある滝の姿 名主の滝公園 男滝

名主の滝公園 男滝(おだき)は、東京都北区岸町にある滝です。

名主の滝公園

北区の名主の滝公園は、豊かな自然が魅力の公園です。8メートルの落差を誇る男滝をはじめ、複数の滝や池が点在し、四季折々の風景を楽しめます。武蔵野の面影を残す回遊式の庭園は、都会の喧騒を忘れさせてくれる静寂な空間です。

名主の滝公園 男滝 (2023/12/10)

園内には、男滝と女滝があります。男滝は豪快な流れで岩肌を打ち付け、女滝はしっとりとした流れで静かに岩肌を潤しています。対照的な二つの滝が、この公園の自然美を際立たせています。先ほどまで、滝が流れる音が聞こえていましたが、写真を撮影した時には流れていませんでした。

名主の滝公園 男滝 (2023/12/10)

名主の滝公園の男滝は、池の水をポンプで汲み上げ、流しています。そのため、滝の稼働時間は10時から16時までと制限があるため、事前に稼働時間を確認してから訪れることをおすすめします。

名主の滝公園 男滝

後日、改めて男滝を訪れたところ、そこには豪快に水飛沫を上げる男滝がありました。轟音と共に岩肌を打ちつける水しぶきは、まるで太鼓を叩くようなリズムを生み出し、自然の圧倒的な力を肌で感じることができます。

名主の滝公園 湧玉の滝 (2023/12/17)

名主の滝公園には、男滝(おだき)の他に、女滝(めだき)、独鈷の滝(どっこのたき)、湧玉の滝(ゆうぎょくのたき)もあります。訪れた日には、独鈷の滝には水の流れは確認できませんでした。

名主の滝公園 男滝

男滝の近くにはマイナスイオンが豊富で、心身のリラックス効果が期待できます。男滝は、一度訪れる価値のある芸術作品です。雄大な自然の中で、心身のリフレッシュをしたい方におすすめです。ぜひ、あなたも男滝の迫力ある姿を体験してみてください。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

  • 2023/12/10 初版
  • 2023/12/17 更新

松尾芭蕉が訪れ句を詠んだ滝 田原の滝

田原の滝は、山梨県都留市十日市場にある滝です。

田原の滝

田原の滝は、桂川の豊富な水が流れ落ちる、幅約36メートル、落差約15メートルの3段からなる滝です。清流桂川が勢いよく滝壺を打つさまは、まさに絶景です。滝の周辺は、森林に囲まれ、自然の美しさを感じることができます。

田原の滝公園

田原の滝には、田原の滝公園が隣接しています。この公園は、「平成の名水百選」に選出された「十日市場・夏狩湧水群」の散策コースの出発地点になっています。

田原の滝公園

園内には、湧水地やベンチの場所を示した看板が設置され、最大8台分の駐車スペースと24時間利用が可能なトイレが整備されています。

田原の滝 公園駐車場

富士山の湧水をイメージした水を使ったオブジェがありました。訪れた11月は、水は湧き出ていませんでした。

田原の滝公園

このオブジェは、自然への感謝と生命の躍動を表現しています。富士山の雪解け水によって命を吹き込まれた桂川、そしてその水中で活き生きと泳ぐ魚の姿を想像することができます。

田原の滝公園

田原の滝公園のベンチに腰掛け、オブジェから流れ落ちる水の終着点を見つめる時、心が安らぎに包まれます。水の流れる音、そして田原の滝の滝壺が奏でるリズムは、まるで自然が奏でる癒やしの音楽のようです。

田原の滝公園

田原の滝公園には、田原の滝を間近に望む展望台が設置されています。コンクリート製のシンプルな構造で、安定感がありながら、自然の中に溶け込むようなデザインです。滝を最も美しい角度から眺めることができるよう、公園から一段低い場所へと階段が伸びています。

田原の滝

田原の滝は、四季を通じて美しい景色を楽しむことができます。春には、桜が咲き、夏には、新緑が鮮やかです。秋には、紅葉が美しく、冬には、雪が積もって、幻想的な景色が広がります。

田原の滝

田原の滝は、松尾芭蕉が「勢ひあり 氷消えては 瀧津魚」と詠んだ滝、もともと上下2段の滝を形成していました。1898年に高さ約20メートルの下段の滝が失われ1段の滝になりましたが、1958年に高さ10メートルの砂防堰堤が建設され、2009年に滝周辺にみられる柱状節理を擬岩工法で復元し現在の姿に至ります。

田原の滝は、周囲の豊かな緑とのコントラストが美しい魅力のある観光スポットです。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

夏狩地区の自然が作り出した壮大な滝 太郎・次郎滝

太郎・次郎滝は、山梨県都留市夏狩にある滝です。

太郎・次郎滝

太郎・次郎滝は、柄杓流川(ひしゃくながれがわ)の崖にある壮大な滝です。 滝の脇からは絶えず水が流れ出ていて、その景観は訪れる人を圧倒します。

太郎・次郎滝

太郎・次郎滝は、上夏狩の住宅街の一角にエントランスがあります。立て看板が置かれていますが、見逃してしまいがちです。

太郎・次郎滝

民家と民家の間を抜ける通路があります。この通路を抜けて柄杓流川へと向かいます。

太郎・次郎滝

民家を抜けると、手すりのある下り坂の道が続きます。川の流れの音を聞きながら、木々の葉が色づき始めた小道を歩むと、川のせせらぎが心地よく響いてきます。

太郎・次郎滝

やがて視界が開け、そこには、紅葉した木々が彩る渓谷が広がります。

太郎・次郎滝

遠くに、白い水しぶきを上げながら流れ落ちる滝の姿が見えました。色づいた紅葉と、未だ残る針葉樹の緑、そして透き通った水色のコントラストが織りなす風景は、まるで自然が描いた絵画のようです。

太郎・次郎滝

太郎・次郎滝は、柄杓流川に架かる里内橋から上流に向かって、川の左側の崖にあります。太郎・次郎滝に近づくには、この里内橋を渡ります。

太郎・次郎滝

さらに足を進めると、崖から流れ落ちる二筋の滝が目に入ってきました。

太郎・次郎滝

上流の滝が太郎滝、下流の滝が次郎滝です。滝の落差は30メートルほどです。

太郎・次郎滝

太郎・次郎滝の名前の由来は明確ではありませんが、地元の民話では、かつてこの地で命を落とした太郎と次郎という兄弟にちなんで名付けられたと伝えられています。この兄弟は、追手に追われ、この滝に身を投じたといわれています。

太郎・次郎滝

太郎・次郎滝の前には、石のベンチとテーブルが置かれ、訪れる人々が足を止めて静かに時を過ごすことができるようになっています。木漏れ日が差し込む中で、お弁当を広げたり、本を読んだりするのも良さそうです。

太郎・次郎滝

太郎・次郎滝のある柄杓流川は、滝のしぶきが舞い上がり、空気中にマイナスイオンが満ち溢れています。鳥のさえずりや川のせせらぎを聞きながら、心身のリフレッシュをするのに最適な場所です。

太郎・次郎滝

太郎・次郎滝は、夏狩地区の自然が作り出した壮大な滝です。その名前には、地元の人々の心に深く根ざした、悲しいながらも美しい物語が隠されています。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。