昔の家、昔のくらし 生きている民家 旧坂東家住宅 見沼くらしっく館 後編

旧坂東家住宅 見沼くらしっく館は、埼玉県さいたま市見沼区片柳にある古民家です。

旧坂東家住宅 見沼くらしっく館

旧坂東家住宅 見沼くらしっく館は、埼玉県さいたま市見沼区片柳の加田屋新田を開発した坂東家の旧宅を、ほぼそのまま同位置に復元した野外博物館です。

旧坂東家住宅 見沼くらしっく館

旧宅の中に入ってみると、その広々とした空間に圧倒されます。一般的な住宅よりもはるかに大きく、当時の坂東家の裕福さを物語っています。内装は、木材をふんだんに使った落ち着いた雰囲気です。天井は茅葺きで、昔ながらの日本の家屋の雰囲気を味わうことができます。

旧坂東家住宅 見沼くらしっく館

旧宅では、当時の資料が展示され、説明パネルなどを使って、当時の生活様式や民俗文化について学ぶことができます。

旧坂東家住宅 見沼くらしっく館

展示されている資料は、千石どおし、千歯扱(せんばこき)、ふるいなどの農具など、多岐にわたります。これらの資料を眺めることで、当時の人々の暮らしや文化をより具体的にイメージすることができます。

旧坂東家住宅 見沼くらしっく館

おはじき、万華鏡、お手玉など、昔ながらの日本のおもちゃも展示されています。昔から親しまれてきたおもちゃは、どこか懐かしさや温かみを感じます。

旧坂東家住宅 見沼くらしっく館

屋根裏はロフトになっていました。この場所は、使用人の部屋として使われていました。

旧坂東家住宅 見沼くらしっく館

非常に大きなかまどが置かれています。かまどは、当時の人々が日常生活を営む上で欠かせない存在でした。このかまどは日常使いではなく、大量のお湯を沸かしたり、もち米を蒸すときに使用したそうです。

旧坂東家住宅 見沼くらしっく館

旧坂東家住宅 見沼くらしっく館では、農家の暮らしを感じとれるよう、囲炉裏には火が入れられています。

旧坂東家住宅 見沼くらしっく館

囲炉裏は、本物の火を使っています。光のゆらぎや炎の揺らめきなど、本物の囲炉裏ならではの雰囲気を楽しむことができます。

旧坂東家住宅 見沼くらしっく館

当地で行われてきた「七夕飾り」「盆棚飾り」「十五夜飾り」「正月飾り」などの年中行事も再現しています。訪れた2月は、雛人形が飾られていました。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。