河口湖を背に富士山を正面に仰ぐ 里宮社 冨士御室浅間神社

里宮社 冨士御室浅間神社は、山梨県南都留郡富士河口湖町勝山にある神社です。

里宮社 冨士御室浅間神社

冨士御室浅間神社は958年に建立された神社で、現在の里宮社は1889年に再建されたものだそうです。

大鳥居

湖畔側にある駐車場から西鳥居を抜けて境内に入ることができますが、順路通りにぐるりと南へ迂回し、大鳥居のある表参道に進んでみます。扁額には「里宮社」とあり、冨士御室浅間神社は富士山最古の神社だそうです。

表参道

表参道は大鳥居から一直線に伸び、日当たりの良い場所は雪が溶けていますが奥に進むにつれスギなどの樹木で日陰になり、次第に雪が残るようになっていました。神聖で荘厳な空間の表参道はとても爽やかで、時間がゆっくりと流れている感じがします。

隋神門

表参道を進むと、神域に邪悪なものが入るのを防ぐ、御門の神をまつる隋神門に到着しました。随神門の手前ににある旗や龍が刻まれた石も見所の一つです。

境内

参拝や祭儀のため、ここ勝山の地に礼拝所として建立された里宮社は、喧騒から離れた静寂の空間にあり、歴史を感じられる造りですね。

里宮社

冨士御室浅間神社は霊峰富士を拝むお社の中では一番古いお宮さまで、富士河口湖町の重要文化財に指定されています。金運上昇や商売繁盛のパワースポットとしても有名です。社務所では、2種類の御朱印を頂くことができます。

富士山方向

河口湖畔にある里宮から北へとまっすぐ延びる表参道の大鳥居の向こうには、富士山が見える位置関係にあります。1974年以前、冨士御室浅間神社の本殿は富士山二合目に鎮座していた ので、里宮は河口湖を背にし、その視線は富士山の「吉田口登山道」の二合目地点の本宮(もとみや)を仰いでいるそうです。

駐車場

境内にはソメイヨシノが植えられ、4月の桜が美しい季節には流鏑馬(甲斐の勝山やぶさめ祭り)が行われるそうなので、次回はその時期に来てみたいですね。

それでは、また。