富士山最古の神社 本宮 冨士御室浅間神社

本宮(もとみや) 冨士御室浅間神社は、山梨県南都留郡富士河口湖町勝山にある神社です。

冨士御室浅間神社

冨士御室浅間神社は958年に建立された神社で、699年に創建された本宮は、富士山で最古の神社として伝えられています。駐車場のある西鳥居から境内に入ると、朱色の本宮があります。

本宮

本宮は鬱蒼とした樹々に囲まれ、朱色が雪に映えてとても立派に見えますね。

国の重要文化財となっている冨士御室浅間神社の本宮は、富士山の噴火や厳しい自然の環境で、幾たびも焼失、倒壊、破損を繰り返し、再建されてきました。

本宮

1612年に造営された本宮は、富士山二合目の山中奥深く、海抜1,700メートルの場所にありましたが、1964年に富士スバルラインが開通して吉田口登山道が衰退すると、本宮への参拝と維持が難しくなったことから、永久保護を目的として1974年に遷座したそうです。

本宮

かつて本宮のあった富士山二合目の場所には、現在は奥宮社が建立されました。このような経緯があることから、富士山二合目の富士吉田市内には、富士河口湖町の飛び地が残っています。

撫牛

境内には、自分の身体の病んだ部分や具合の悪い部分をなでたあと、その牛の身体の同じ箇所をなでると、悪いところが牛に移って病気が治るとされる撫牛が置かれていました。

西鳥居

河口湖の清んだ空気と、喧騒から離れた静寂な空間と、厳かな風情を感じられる冨士御室浅間神社。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。