鵜原理想郷 手弱女平(たおやめだいら)は、千葉県勝浦市鵜原にある岩山です。
鵜原理想郷は、太平洋の荒波に浸食されたリアス式海岸にある公園です。深い入江を覆うように木々や海岸性の植物が育ち、紺碧の海に突き出た岬の先端まで茂り合っています。その複雑な自然造形は多くの人を魅了します。
鵜原理想郷には、ハイキングコースが整備されています。起点から終点まで1周約2キロメートルのハイキングコースには、いくつかの名勝ポイントがあります。
鵜原理想郷 手弱女平は、その名勝ポイントの一つです。
鵜原理想郷 手弱女平は、起点から約650メートルの地点にあります。岬は東に向かって突き出ています。風化により岩肌が見え、荒々しさを感じることのできる地形です。
手弱女平には、鐘付きのデザインベンチがあり、ベンチに腰掛けながら鐘を鳴らしたり、記念撮影をすることができます。
手弱女平の東の方角には海中展望塔、遠くに八幡岬を望むことができます。
その右手には、ひとつやまと呼ばれる切立った小島と、鵜原島を眼下に望むことができます。
手弱女平から望む景色は、まさに絶景です。太平洋の大海原と雄大な海岸線、そして白い水飛沫を上げる鵜原島は、見る者を圧倒します。
手弱女平では、2017年に縄文時代の遺跡が発見されました。当時の人々の生活を知る上で重要な資料となる土器や石器などの遺物が出土しています。手弱女平は、千葉県の遺跡リストに「鵜原手弱女平遺跡」として登録されています。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。