民謡白浜音頭発祥の地は、千葉県南房総市白浜町白浜にあるブロンズ像です。

千葉県南房総市白浜エリアにある「白浜音頭発祥の地公園」は、かつて地元の老舗旅館「岩目館」の新館があった場所に整備された小規模な公園です。駐車場やトイレ、ベンチなどの設備に加え、「白浜音頭発祥の地・記念像」が設置されています。この地は、1956年に誕生したご当地民謡「白浜音頭」が初めて披露された由緒ある場所でもあります。

白浜音頭発祥の地公園は、南房総市の名所「野島崎灯台」から東におよそ500メートルほど進んだ青木地区に位置しています。国道410号を東から西に進んでいくと、磯笛公園と野島崎灯台のちょうど中間あたりにたどり着きます。静かな住宅街の中にありながらも、駐車場も完備されていてアクセスはしやすい印象を受けます。

記念像は、和装姿の女性が二人並んで白浜音頭を踊っているブロンズ製の彫刻です。それぞれが笠をかぶっており、今にも舞い始めそうな姿勢からは静かな躍動感が漂っています。この像は、かつての「岩目館」本館の方角を向いて立っており、「白浜音頭」が誕生した華やかな時代への敬意が感じられます。像の存在が、この場所の歴史とともに地域の記憶を伝えているように思えます。

記念像の台座には、「白浜音頭全国大会」の歴代優勝者の名前が刻まれています。プレートは第40回まで用意されていますが、実際には2009年に行われた第18回で大会は終了しています。それでも、毎年行われていた時期の盛り上がりが感じられる記録です。
民謡白浜音頭発祥の地は、民謡「白浜音頭」の原点に立ち、今は静かにその記憶を見守る公園です。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。