北緯35度最東端は、千葉県南房総市白子にある観光施設です。

千葉県の南房総市には、「北緯35度最東端」の標識が設置されている場所があります。市内の夢みさきから車で3〜4分ほど鴨川方面へ走ると、房総フラワーラインと呼ばれる海岸道路に入ることができます。三島海岸付近を通過する際に、道の右手に赤い標識を見つけることができます。この場所は、地中海のキプロス島やマルタ島と同じ緯度に位置しています。

房総フラワーラインは、南から北へ一直線に延びる海沿いの道です。その道を走っていると、南から北へ向かう途中の右側に、ひときわ明るい標識が目に入ります。しばらく走っていれば自然と視界に飛び込んでくるような位置にあるため、探しながら走行することができます。

その標識には「北緯35度最東端」と書かれており、視認性の高い赤色が使われています。一般的な道路標識では青色が多く使われていますが、ここでは目立つように赤が選ばれているようです。そのため、車で走っていても見落としにくいのが特徴です。

この場所は、南房総市の名物とも言える房総フラワーラインの一部で、道の両側は防風林に囲まれています。直線的に続く道は視界も広く、沿道の緑と海の青さがバランスよく調和しています。風を感じながら走ることができる心地よいコースです。

道路を南から北へと進んでいくと、太陽の光が標識を照らし出してくれます。つまり、北緯34度から北緯35度の方角では、日差しの恩恵を正面から受けることができます。標識は明るく照らされ、印象深く目に映ります。

逆に北から南へ走ると、標識の前面は陰となり、少し暗く感じられます。そのため、赤い標識の存在感は少し控えめに見えます。走行方向によって見え方が異なるのも、この場所の面白さの一つです。

標識を道路に対してちょうど真横から覗いてみると、少しだけ下を向いているように見えます。そのため、車の運転席からでも視線の延長上に自然と入ってきます。走行中でも読み取りやすく、設置の工夫が感じられます。
今回は、「北緯35度最東端」を南から北へ歩いてみました。標識の手前では北緯34度台、通過した後には35度台に入りますが、もちろん景色に急激な変化はありません。それでも、GPSや地図を確認しながら「いま、35度線を越えた」と感じられるのは、ちょっとした冒険心をくすぐられる瞬間です。動画に収めておけば、後からその瞬間を振り返ることもできます。

赤い「北緯35度最東端」の標識は、南房総市の房総フラワーライン上にあり、太陽の当たり方や走行方向によって印象が変わる興味深い地点です。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。