小高い丘と芝生の広場 八木崎公園

八木崎公園は、山梨県南都留郡富士河口湖町小立にある公園です。

八木崎公園

河口湖南岸にある八木崎公園は、夏になるとハーブフェスティバルやラベンダーのイベントが開催される、河口湖畔にある大きな公園です。

園内

八木崎公園はリニューアル工事が行われ、テニスコートや砂利の駐車場のあった場所が小高い丘の芝生広場になりました。遠くから見ると、起伏のある小高い丘があちこちに見えますね。

かまくら

訪れたのは寒い時期でしたが、誰かがかまくらを作っていたようですね。園内は日差しを遮るものがないので日光に暖められて、かなり小さくなっていました。雪だるまの残骸と思われる丸い雪のかたまりも、いくつか落ちていました。

富士山

八木崎公園の南側は開けているので、富士山を望むことができます。全面芝生化された小高い丘に登り、芝生の広場でゆったりとした時間を過ごしながら見る富士山は最高ですね。

河口湖大橋

公園の東の方面には河口湖大橋を見ることができます。

六角堂

河口湖の湖面に浮かぶ六角堂は、富士河口湖町指定文化財です。1274年に建てられたお堂は、1559年に水没してしまいましたが、一部が残されたので、その史跡を伝えるため六角堂を建立したそうです。

通常は湖面に浮かんでいる六角堂ですが、2013年ごろに河口湖の水が少なくなり、歩いて行けるようになったことで話題になりました。

あずまや

八木崎公園は県内有数の野鳥の宝庫で、水辺には様々な生き物を観察することができます。春になると湖畔には桜が咲き、来園者の目を楽しませてくれるそうです。広場はピクニックシートを敷いた家族連れやカップルの憩いの場になりそうですね。

八木崎公園

遊歩道が整備され、ゆっくりと河口湖を周遊できる八木崎公園。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

河口湖を背に富士山を正面に仰ぐ 里宮社 冨士御室浅間神社

里宮社 冨士御室浅間神社は、山梨県南都留郡富士河口湖町勝山にある神社です。

里宮社 冨士御室浅間神社

冨士御室浅間神社は958年に建立された神社で、現在の里宮社は1889年に再建されたものだそうです。

大鳥居

湖畔側にある駐車場から西鳥居を抜けて境内に入ることができますが、順路通りにぐるりと南へ迂回し、大鳥居のある表参道に進んでみます。扁額には「里宮社」とあり、冨士御室浅間神社は富士山最古の神社だそうです。

表参道

表参道は大鳥居から一直線に伸び、日当たりの良い場所は雪が溶けていますが奥に進むにつれスギなどの樹木で日陰になり、次第に雪が残るようになっていました。神聖で荘厳な空間の表参道はとても爽やかで、時間がゆっくりと流れている感じがします。

隋神門

表参道を進むと、神域に邪悪なものが入るのを防ぐ、御門の神をまつる隋神門に到着しました。随神門の手前ににある旗や龍が刻まれた石も見所の一つです。

境内

参拝や祭儀のため、ここ勝山の地に礼拝所として建立された里宮社は、喧騒から離れた静寂の空間にあり、歴史を感じられる造りですね。

里宮社

冨士御室浅間神社は霊峰富士を拝むお社の中では一番古いお宮さまで、富士河口湖町の重要文化財に指定されています。金運上昇や商売繁盛のパワースポットとしても有名です。社務所では、2種類の御朱印を頂くことができます。

富士山方向

河口湖畔にある里宮から北へとまっすぐ延びる表参道の大鳥居の向こうには、富士山が見える位置関係にあります。1974年以前、冨士御室浅間神社の本殿は富士山二合目に鎮座していた ので、里宮は河口湖を背にし、その視線は富士山の「吉田口登山道」の二合目地点の本宮(もとみや)を仰いでいるそうです。

駐車場

境内にはソメイヨシノが植えられ、4月の桜が美しい季節には流鏑馬(甲斐の勝山やぶさめ祭り)が行われるそうなので、次回はその時期に来てみたいですね。

それでは、また。

樹齢1200年の御神木と樹齢800年の杉並木 河口浅間神社

河口浅間神社は、山梨県南都留郡富士河口湖町河口にある神社です。

注連柱

河口浅間神社は、富士の噴火の怒りを鎮めるために建てられたことが起源となる神社で、富士山の信仰対象と芸術源泉の構成資産の一部として、世界文化遺産に登録されました。

駐車場

駐車場は河口浅間神社の近くにあり、道路を挟んで反対側です。大型バスも止まれるくらい広く、南の方角には富士山もはっきりと見えますね。

すぎのき

参道には、民家のカフェ「すぎのき」がありましたが、訪れた時は営業していませんでした。店舗は立派な作りで手入れされていているので、コロナ禍が終われば、再度営業しそうですね。

参道

所々に雪が残っていますが、参道は日当たりがよくコンクリートの舗装路なので歩きやすくなっています。

大鳥居

大鳥居の奥には、樹齢800年を超える杉並木が立ち並んでいます。この杉並木も河口浅間神社の見所の一つです。

扁額には「三国第一山」と書かれています。三国第一山とは富士山のことですが、三国は当時の日本、中国、天竺のことで、三国においても富士山は第一の山であるといった表現になるそうです。こうした由緒があるので、周辺には「三國第一山」の扁額を掲げている神社が多いそうですね。

随神門

すがすがしい空気の参道を進むと、中ほどには波多志神があり、創始者の霊を祀っています。さらにその奥の階段の上には、神域に邪悪なものが入り来るのを防ぐ御門の神をまつる随神門があります。

拝殿

随神門を抜けると、杉並木に覆われ鬱蒼と茂る巨樹群の中に鎮座する社殿が見えてきました。

拝殿

社殿は歴史のある神社らしい荘厳な佇まいで、度肝を抜かれます。拝殿からは、奥に素敵な本殿を覗くことができます。

御神木

拝殿の前には、根廻り7メートルを超える御神木の七本杉の一つがそびえ立っています。神秘的で幻想的な雰囲気を醸し出す七本杉は、河口浅間神社の見所の一つです。

出雲社

拝殿から右手に進むと、奥には出雲社や七本杉や立ち並び、所々に雪が残ってとても荘厳な景色が広がっていますね。

手水舎

毎年4月25日の例大祭では、富士山を鎮める祭神に捧げたのが始まりと伝えられ、国重要無形民俗文化財に指定された「稚児の舞(ちごのまい)」や「扇の舞」「剣の舞」などが披露されるそうです。

河口浅間神社

境内には樹齢1200年の御神木を祀り、参道には樹齢800年の杉並木がそびえる河口浅間神社。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。