ペンギンベーカリー 国分寺府中街道店は、東京都国分寺市東恋ヶ窪にあるベーカリーです。

ペンギンベーカリーは、2016年5月に北海道恵庭市で誕生したパン屋です。「北海道の大地で育った小麦を使い、子どもからお年寄りまで毎日食べていただけるパン屋さん」というコンセプトのもと、安心で安全なパン作りを大切にしています。北海道産の小麦を中心に使用しており、素材の力をそのまま感じられる焼き立てパンが店頭に並びます。

店舗の外観に掲げられた「北海道小麦の焼き立てパン」という言葉は、ペンギンベーカリーの姿勢を端的に表しています。この看板を目にしただけで、使用する小麦の産地や品質へのこだわりが感じられます。

ペンギンベーカリー国分寺府中街道店は、東京都内で初めてオープンした店舗です。赤く目立つ張り紙が外壁に貼られ、初めて訪れる人にも一目で店舗の場所がわかるようになっています。地域に根ざした第一歩として、東京でも北海道産小麦の香りを楽しめる場所が誕生しました。

ドアを開けた瞬間、店内に広がる焼き立てパンの香りに包まれます。多くの客がその匂いに引き寄せられ、トングとトレーを手に楽しそうにパンを選んでいました。小麦の香ばしさと甘いクリームの香りが混ざり合い、まるでパンの楽園のような空間です。自然と笑顔になれる、そんな幸福感が広がっています。

並んだパンの中には、目を引くジャンボクリームパンや懐かしのチョココロネ、手のひらサイズのミニメロンパンなど、バリエーション豊かな商品が揃っていました。どれも丁寧に焼かれていて、どこか懐かしさを感じる素朴な見た目です。甘すぎず、毎日食べたくなる味わいが並んでおり、トレーに次々と手が伸びてしまいます。

菓子パンだけでなく、北海道産の小麦を使った食パンも充実しています。「ゆめちから食パン」はその名の通り、力強い弾力を持ちつつ、やわらかくもっちりとした食感が特徴です。特に耳の部分は、外はクリスピーで香ばしく、中はしっとりとしていて、トーストにしてもその美味しさを損ないません。毎朝食べたくなる一枚です。

メロンパンの見た目も印象的です。表面はしっかりと焼かれており、サクサクとしたクッキー生地が波打つように盛り上がっています。そのでこぼこした焼き目が食欲をそそり、手に取った瞬間にサクッとした音が楽しめます。中はふんわりとした生地で、口に入れると優しい甘みが広がっていきます。

店頭で一際目を引く「ペンギン食パン」は、すでに売り切れていました。その人気の高さを実感する瞬間です。かわいらしい見た目と北海道産素材への信頼感が、多くの人の手に渡っていることを物語っています。次回訪れた際には、ぜひ手に入れたい一品としてチェックしておきたいと思いました。

その中から選んだのは、懐かしのチョココロネ。しっかり個包装されているため、持ち帰りにも安心です。昔ながらの見た目とチョコクリームの香りが相まって、童心に帰るような気分になります。帰り道に一つ、家族のお土産にもう一つ。そんな買い方が似合う、気軽で温かみのある商品でした。

機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。