稲城市最古の神社 穴澤天神社

穴澤天神社は、東京都稲城市矢野口にある神社です。

穴澤天神社

穴澤天神社(あなさわてんじんしゃ)は、三沢川沿いの多摩丘陵に鎮座し、紀元前389年創建とされ、とても歴史の古い神社です。稲城市最古の神社の穴澤天神社は、古くから人々の信仰を集めています。

穴澤天神社 一ノ鳥居

穴澤天神社 一ノ鳥居からは境内へと続く長く急な石段が伸びでいます。穴澤天神社は、縁結びの神様として有名で、多くの恋愛成就や結婚成就の願いを託す参拝者が訪れます。

穴澤天神社

石段は手すりが設置されています。なかなかの急勾配なので滑りやすく、足元には注意が必要です。

穴澤天神社 鳥居

階段を登ると、鳥居が見えてきました。穴澤天神社へ向かうには階段以外にも坂道が利用でき、鳥居の少し先には数台の駐車できるスペースがありました。

穴澤天神社 境内

鳥居を通り抜けると、穴澤天神社の明るく広い境内が広がります。境内はとてもきれいに手入れされています。拝殿前の高いイチョウの大木がとても印象的です。神社の近くに線路があるので電車の音が聞こえます。周囲は森林に囲まれているので、夏でも比較的涼しく感じます。

穴澤天神社 手水舎

境内右手には手水舎があります。龍の吐水口で手と口を清め、心身ともに清々しい気持ちで拝殿へと向かいます。コロナ禍なので、柄杓は置かれていませんでした。

穴澤天神社 稲荷社

穴澤天神社の一角には稲荷社があります。穴澤天神社は商売繁盛の神様としても信仰され、多くの商人や会社の代表者が参拝に訪れます。

穴澤天神社 老木東舎

老木東舎には、983年に発掘されたという、樹齢千年以上の巨大な木の根の「御神老木」が祀られていました。険しい自然に耐えた千年の歴史の重みを感じさせます。

穴澤天神社 拝殿

拝殿は非常に風格がありとても立派な神社です。穴澤天神社には、三沢川沿い境内下に洞穴があり、社号の「穴澤」はそれに因むそうです。

穴澤天神社 寳物殿

境内には寳物殿や神楽殿や参集所もあり、8月25日の例大祭では、国の重要無形民俗文化財の江戸の里神楽や、稲城市指定文化財の獅子舞が奉納されるそうです。

穴澤天神社 筆塚

人物の功績をたたえて門弟たちによって建てられる供養塔の筆塚がありました。1863年に、矢野口村、長沼村、押立村の門弟よって建てられたものだそうですが、周辺の地名は以前「村」だったことがよく分かります。

穴澤天神社

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

東京の名湧水57選 穴澤天神社御神水と弁天社

穴澤天神社御神水は、東京都稲城市矢野口にある湧水です。

穴澤天神社御神水

穴澤天神社御神水は、多摩丘陵の中腹に鎮座する静かな神社、穴澤天神社の御神水です。枯れることのない湧水へ水を汲みに多くの人が訪れます。穴澤天神社御神水は京王相模原線沿いを流れる三沢川の近くにあり、とてものどかなロケーションです。

穴澤天神社御神水

穴澤天神社御神水の採水口は一つで水量はかなり少なく、1回20リットルまでと看板に書かれていました。神聖な空間が広がります。御神水はコーヒー等で飲む方もいて、煮沸が推奨されています。

穴澤天神社 弁天社

穴澤天神社御神水の近くには、弁天様のいる穴澤天神社の末社の弁天社がありました。

穴澤天神社 弁天社 洞穴

弁天社の奥には穴澤天神社の名称の由来の洞穴があります。過去に崩れたこともあり、現在は2代目だそうです。

穴澤天神社 弁天社 洞穴

かつて洞穴には弁財天像などが安置されていたそうです。日中でも洞穴の中は非常に暗く、湿度が高く、まるで鍾乳洞のようです。

穴澤天神社 弁天社 洞穴

洞穴の奥には石祠がありました。2つの洞穴は奥でつながっています。洞穴の距離は非常に短かく、10秒もあれば一周回ることができます。不気味な雰囲気も感じられ、ちょっとした冒険気分も味わえます。

穴澤天神社 付近

東京の名湧水57選の穴澤天神社御神水と、穴澤天神社の名の由来でもある弁天社の洞穴。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

不思議なオブジェがある 子之神社

子之神社(ねのじんじゃ)は、神奈川県川崎市多摩区菅北浦にある神社です。

子之神社

子之神社は、敵に放った矢じりの根が納められたことから「根之神」と称されるようになり、その後、流鏑馬が行われた際に「子」の方角であるこの地に祠を建て、矢の根を納めたことから「子之神」と名称が変わり現在に至るそうです。

子之神社

子之神社は、JR南武線の稲田堤駅や、京王相模原線の京王稲田堤駅を下車し、徒歩10分程度の距離にあります。子之神社は創建年代等は、不詳だそうです。階段はとても急に見えますが、距離は長くはありませんでした。

子之神社 拝殿

階段をると、拝殿が見えてきます。子之神社 拝殿の前は開けていて、広々としています。

子之神社 拝殿

子之神社の本殿は、一間社流造で、正面に千鳥破風、向拝に軒唐破風を付け、母屋の組物を三手先斗栱詰組とする造りですす。子之神社の本殿は、1996年に川崎市重要歴史記念物に指定されました。とても落ち着いた雰囲気と荘厳な空気を感じます。

子之神社 神楽殿

拝殿の横には神楽殿がありましたが、シャッターが閉じていました。

子之神社

拝殿の右側には、御神木があります。建物と一体化しているように立っています。御神木には、かつて境内にあった枯死寸前の樹齢300年の椎の木の一部を、現在も保存しているそうです。御神木は樹皮の一部で、裏側は空洞になっていて、時間の流れを感じさせます。

子之神社

子之神社の拝殿には、そろばんのようなオブジェが掲げられていました。説明板などもなく、詳細な情報はありませんでした。

子之神社

子之神社の境内奥の方には、金属製のオブジェが置かれていました。説明板などもなく、詳細な情報はありませんでした。

子之神社

少し不思議な雰囲気があり、山の中にひっそり佇む、とても静かな境内の子之神社。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。