犬山城は、愛知県犬山市犬山北古券にある城です。
犬山城は、濃尾平野の扇状地の木曽川の河畔に位置する、1537年に築城された城です。天守は現存する日本最古のもので、国の重要文化財に指定されています。最上階からは木曽川の流れや、濃尾平野の広大な景色を眺めることができます。
犬山城の3階から4階に向かう階段は、赤い絨毯敷きになっています。江戸時代初期の城主が、オランダ商館長と親しかったことから、オランダから取り寄せたと伝えられています。この階段は非常に幅が狭いため、昇り降りが交互に行われます。
犬山城の天守閣には右回りの回廊があります。回廊には、手すりの高欄が設置されていますが、非常に背が高く、下を見下ろすと、恐怖を感じてしまうかもしれません。特に、高所恐怖症の方や足元に不安のある方は、注意しながら、ゆっくりと歩くことをおすすめします。
天守最上階からの絶景を眺めると、殿様気分になることができます。回廊は、城主が増築したものとされています。天気が良い日には、美しい木曽川の眺めや、御嶽山、岐阜城、名古屋駅ビルなど山あり川ありの絶景を望むことができます。
天守から南方向を望むと広大な濃尾平野、そして眼下に木曽川の流れ、さらに西を見れば伊木山やライン大橋が見えます。
天守から北西側を望むと、岐阜県との県境の木曽川、そして、ツインブリッジの犬山橋が見えます。
犬山城は、現在では財団法人の所有になっていますが、天守最上階には犬山城の歴代城主の肖像画が並べられています。
最後の城主だった成瀬正俊氏の写真は、カラー写真です。このことは、近代まで、犬山城の城主が引き継がれてきていることを物語っています。最後の城主は、犬山城を保存・活用するために尽力し、犬山城の観光事業に力を入れ、犬山城を多くの人々に親しまれる観光地にすることに貢献し、犬山城は国の重要文化財に指定されました。
犬山城は、木曽川に面した標高約88メートルの丘陵上に位置し、遠くからでも城の姿をはっきりと認識することができます。
犬山城は、天守閣の見学と付近の神社の参拝を含めて観光する場合は、2時間から3時間程度かかります。犬山城の入場は16時30分まで、17時には営業が終了するので余裕をもって観光したいですね。
機会があれば、再度来てみたいと思います。
それでは、また。