川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館

川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館は、埼玉県川口市赤山にある資料館です。

川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館

川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館は、赤山・安行周辺の産業や郷土川口の歴史、伊奈忠治氏の歴史を紹介する資料館です。歴史自然資料館は、イイナパーク川口の園内にあります。

川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館

歴史自然資料館は、有名な建築家の「ホワイエ」の設計です。ホワイエは、建物の玄関や出入り口近くに広くとられる広間です。緩やかにカーブするガラス壁は、南西側に面し、夕日が差し込むように設計されています。光と影が織りなすドラマティックな空間が広がります。

川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館

ホワイエにある展示室は、レンガの家、土の家、木の家の3つの棟で構成されています。3つの棟は、それぞれ異なる素材で造られ、それぞれに異なる表情を持っています。

川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館

歴史自然資料館のレンガの家は、映像ギャラリーとして、川口市の産業を紹介する映像を上映しています。

川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館

土の家では、「赤山渋を知る」と題する企画展が行われていました。赤山渋は、埼玉県川口市を中心に生産されていた渋柿を原料とした渋柿染料です。赤山渋は、深い黒色と光沢が特徴の渋柿染料です。

川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館

赤山渋を作る過程は、渋になる柿探しから始まり夏の暑い時期に作業をすることから、なかなか一朝一夕にいかない地道な活動が必要になります。赤山渋は、耐久性に優れ、古くから木製品や和紙、衣服などの染料として使用されてきました。

川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館

赤山渋は、江戸時代初期に伊奈忠治によって開発されたとされています。伊奈忠治は、川口市周辺を治めていた領主で、農民に渋柿の栽培を奨励しました。伊奈忠治の紹介コーナーでは、伊奈忠治のゆかりの地やその功績をパネルを用いて詳しく紹介しています。

川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館

土の家では、埼玉県で観察できる蝶や、「県の蝶」のミドリシジミ、過去に採集された珍しい蝶の標本が展示されています。展示されている蝶は約100種類に及び、パネルに整然と並べられています。

川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館

川口市立文化財センター分館 歴史自然資料館は、川口市の歴史と自然を体感できるミュージアムです。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。