旧小平小川郵便局舎は、東京都小平市天神町にある史跡です。
旧小平小川郵便局舎は、1908年に建設された和風の平屋建築で、日本に現存する郵便局舎の中では特に古いものの一つです。当初は集配業務を担当しており、また昭和初期からは電話交換業務も行っていました。その建物は、赤茶色の屋根に、鉄格子が施された窓口が特徴的で、屋根の2か所には〒マークが取り付けられています。この建物は、明治末期から大正期にかけての郵便局の様子を知ることができる貴重な遺産です。
1983年1月まで地域住民によって親しまれて使用され、その後は文化財として保存されることとなりました。1983年3月31日には小平市指定有形文化財第1号として登録され、現在もその姿を残しています。建物の構造は、木造平屋建、鉄板平茅葺入母屋造りで、延床面積は128.88平方メートルに及びます。明治41年11月15日に竣工され、旧所在地は小平市小川町1丁目2072番地でした。解体工事は1990年7月3日から行われ、その後保存されることとなりました。
旧小平小川郵便局舎は、当時の郵便局の風情を知る貴重な証人となっており、その歴史的価値を今に伝えています。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。
- 2022/09/10 初版
- 2024/04/20 更新