一千年の歴史を伝える 拝島山大日堂

拝島山大日堂は、東京都昭島市拝島町にあるお寺です。

拝島山大日堂 南大門

拝島山大日堂は、1573年創建の1000年以上の歴史を持つ古刹です。拝島山大日堂は拝島公園に隣接しています。拝島公園は、東京都有形文化財の仏像を配した仁王門や、東京都天然記念物の樹齢800年の拝島のフジなどの見どころがあり、新東京百景の一つに選ばれています。

拝島山大日堂 南大門

拝島山大日堂 南門は、奥多摩街道沿いにあります。車で南大門の前を通るたびに、その素晴らしい造形に目を奪われます。

拝島山大日堂 南大門

拝島山大日堂 南大門の扁額には、「拝島大師」 と刻まれています。拝島山大日堂は、普明寺の境外仏堂です。古くから諸願成就、家内安全、商売繁盛 のご利益があるとされ、多くの人々が参拝に訪れています。

拝島山大日堂 仁王門

拝島山大日堂 仁王門は、拝島公園の中央南側に鎮座しています。

拝島山大日堂 仁王門

仁王門の左右には、東京都指定有形文化財の木造金剛力士立像が安置されています。暑い夏場に拝島公園で日陰を求めるなら、公園北側の泉の前か、拝島山大日堂の仁王門がおすすめです。

拝島山大日堂

拝島公園の奥の方へ進むと、森の中に階段が見えてきます。階段の途中には、緑豊かな森が広がり、蝉の声が響き渡ります。人工音のない静寂に包まれた境内は、都会の喧噪を忘れてゆっくりと散策するには最適な場所です。

拝島山大日堂

拝島山大日堂の境内は大日堂を中心に薬師堂、鐘楼、仁王門などにより形成され、東京都史跡に指定されています。大日堂内の木造大日如来(金剛界)坐像などは、東京都有形文化財にも指定されています。

拝島山大日堂

拝島山大日堂は、戦国時代、滝山城が築城された時に、城の鬼門除けとして現在地に移され、1573年に堂宇が再建、江戸時代に入り、1732年に大日堂の位置を石段上の現在地に移し、建物を再建した1000年以上の歴史があります。

拝島山大日堂

拝島山大日堂は、開かれたお寺として、檀家や地域の人々に、写経会や絵手紙を楽しむ会など、親しまれる楽しい企画も実践しています。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

歴史・文化・自然を満喫できる魅力的な寺院 勝覚寺

勝覚寺(しょうかくじ)は、千葉県山武市松ヶ谷にある仏閣です。

勝覚寺

勝覚寺は、釈迦堂、遍照殿、鐘楼堂などの歴史ある建造物や、巨大で美しい四天王像などの文化財を見ることができるお寺です。勝覚寺のある山武市は、九十九里のほぼ中央に位置し、周囲はのどかな田園地帯が広がっています。

勝覚寺 波乗り不動明王

勝覚寺は、サーフィンが盛んな九十九里にあります」。波乗り不動明王は、サーファーの海上安全を祈願して建立されました。海上安全と技術向上を守護するステッカーお守りもあるそうです。近年では、世間の荒波を乗り越えるためのお守りとしても人気です。

勝覚寺 鐘楼堂

勝覚寺 鐘楼堂は、太平洋戦争で梵鐘を供出して以来、60年の間、梵鐘がない鐘楼が建っていましたが、傷みが進み2002に解体、再建の機運が盛り上がり2005年に再建されました。吊されている梵鐘の口径は二尺八寸、四方には四天王像が陽刻され、所願成就と法界萬霊供養を念じて、毎朝6時に住職が撞いています。

勝覚寺 釈迦堂

現在の釈迦堂は江戸初期の1695年の建立です。様式は紀州和歌山県によく見られる造りで、往時紀州棟梁の手によって建立されたものといわれています。戦後、アイオン台風により、著しく破損したため、1965年に大改修されました。

勝覚寺 釈迦堂

勝覚寺 釈迦堂は、関東八十八ヶ所霊場第四十六番札所として、遠方からも多くの参拝者が訪れる人気の寺院です。

勝覚寺 釈迦堂

勝覚寺 釈迦堂のご本尊は釈迦如来、脇侍は阿難・迦葉(あなん・かしょう)そして釈迦如来を守護するように、四天王像が安置されています。

勝覚寺

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。

歴史を感じられる寺院 野中山 円成院

円成院は、東京都小平市花小金井にあるお寺です。

円成院

円成院は、西武鉄道の花小金井駅から北に400メートル、図書館や地域センター、マンション等の近代的な街区にあるお寺です。

円成院

駅から北へ進むと、朱塗りの美しい大きな山門が見えてきます。黄檗様式の山門は1994年の建立です。円成院は、野中新田開発の歴史と深い関わり合いがあり、江戸時代の多摩地区新田開発時に荒地に造られました。

円成院

境内に足を踏み入れると、美しい木々に囲まれたお堂が見えてきます。円成院は、春は八重の枝垂桜が見事に咲く、桜の名所としても知られています。

円成院

円成院の境内には、庭園が広がります。散策がしやすいようしっかりと整備されています。木の手入れなど、全てにおいて行き届いていて、とても美しい庭園です。

円成院には、七福神の石像が置かれています。見つけたのは3体ですが、その他の場所にも設置されているようです。

円成院 鐘楼

鐘楼は、1835年に建築されました。お堂はとてもシンプルな作りで、梵鐘が吊り下げられていています。

円成院

円成院の除夜の鐘は、江戸時代から続く伝統行事でした。毎年大晦日の夜、108回の鐘の音が響き渡り、多くの参拝者が訪れていました。しかし、最近になって中止になったようです。

円成院 本堂

黄檗宗寺院の円成院は、1705年に武蔵国多摩郡上谷保村(現国立市)に創建された円成院を、1727年に引寺し、野中山円成院と称して開山されたと伝えられています。

円成院 本堂

建物はその後数回改築され、1952年に大改築が行われ、さらに1994年の春に、全面的に修工されました。これらの改築や修工により、円成院の本堂は現在も美しい姿を保っています。

円成院

円成院の境内には、大きなイチョウの木があります。枝葉は大きく上に空高く広がり、秋には黄金色に色づきます。

円成院 開山堂

本堂脇には開山堂があります。開山堂は、正面に唐破風が設けられ、お習字教室などのイベントが開催されているそうです。

円成院

円成院は、歴史を感じられるとともに、地域の人々に親しまれている寺院です。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。