白石城の詳細な解説や展示 休憩所も併設 白石城歴史探訪ミュージアム

白石城歴史探訪ミュージアムは、宮城県白石市益岡町にある博物館です。

白石城歴史探訪ミュージアム

白石城歴史探訪ミュージアムは、白石城のある益岡公園内に佇む博物館です。3階建ての建物には売店やレストラン、展示室、3Dハイビジョン・シアターなどがあります。

白石城歴史探訪ミュージアム

ミュージアムの1階には、白石の地場産品と白石城のお土産を中心とした売店があります。白石城歴史探訪ミュージアムのプリクラ記念写真は、ここにしかない超限定プリクラです。

ミュージアムでは、千社札シールや古銭のガチャなどのニッチなアイテムも販売していました。

白石城歴史探訪ミュージアム

売店では白石城オリジナルの片倉小十郎ペナントグッズや戦国BASARA商品、白石の名産品の「うーめん」、和紙製品など取り扱えが豊富です。

白石城歴史探訪ミュージアム チケット販売所

1階にはチケット販売所がありました。3階では、白石城にまつわる歴史巨編が200インチの高輝度スクリーンの3Dハイビジョン・シアターで上映されています。槍や弓矢、時には人が画面から飛び出してくる迫力は、何度見てもドキドキすること間違いありません。

白石城歴史探訪ミュージアム レストラン

レストランでは、乾麺とは異なる食感が味わえる生うーめんや、地元の白みそを使用した小十郎みそラーメンが提供されています。白石城名物のソフトクリームは、定番の「生イチゴソフト」や季節限定桃と紅茶のミックス「ももちゃソフト」が人気です。

白石城歴史探訪ミュージアム

2階には展示室があり、白石城と周辺の城下町を復元した500分の1の模型や片倉家ゆかりの甲冑、刀剣、火縄銃など白石城のさまざまな視点から紹介する展示コーナーがあります。展示室の内部は写真撮影が禁止となっていました。

白石城歴史探訪ミュージアム

ミュージアムの2階では、白石城本丸模型(100分の1)や、白石城が当時の建築技法で復元されるまでの過程などを紹介する城郭展示コーナーなど、歴史の楽しさを伝えるパネル展示コーナー等もあります。

白石城歴史探訪ミュージアム

古い時代の日本における便所やトイレを表す言葉の「厠」という案内板がありました。時代を反映していて、とても興味深く感じました。

白石城歴史探訪ミュージアム

白石城歴史探訪ミュージアムの反対側には白石城があります。訪問者がまずミュージアムで白石城の歴史や背景について学び、その後に実際の城址を訪れるという流れを作ることで、より深い理解と鑑賞体験を得ることができます。逆に、まず白石城を訪れた後に白石城歴史探訪ミュージアムに立ち寄ると、実際の城址での鑑賞体験を経て、ミュージアムで詳細な解説や展示を見ることができます。ミュージアムに立ち寄ることで、より一層城の歴史や文化についての知識を深めることができるかもしれません。

白石城歴史探訪ミュージアム

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

排水ポンプについての理解が深まる 江尻排水ポンプ展示館

江尻排水ポンプ展示館は、宮城県角田市角田寺前にある博物館です。

江尻排水ポンプ展示館

江尻排水ポンプ展示館は、ディーゼルエンジン、ポンプ、発電機、角田市の水害の歴史と概要についてまとめたパネルなど、排水ポンプに関する展示や情報提供を行う博物館です。

江尻排水ポンプ展示館

江尻排水ポンプ展示館には、巨大なポンプの模型が展示されています。その模型の大きさは、館内の敷地をほぼ一杯に占めるほどの大きさで、非常に迫力のあるスケール感です。

江尻排水ポンプ展示館

江尻排水ポンプ展示館の前には、日本庭園を思わせるような広々とした空間があります。展示館の外観や周辺環境と調和し、訪れる人々に心地よい雰囲気を提供していました。

上水翁・高山善右エ門の銅像(佐藤忠良作)

エントランス前の広場には、明治時代に角田上水と大沼干拓に奔走した人物の上水翁・高山善右エ門(佐藤忠良作)の銅像が建てられています。

江尻排水ポンプ展示館

江尻排水ポンプ展示館の入り口前には「開館」のパネルが置かれていましたが、周囲は静寂とした雰囲気が漂っているので、閉館しているのかと思いました。

江尻排水ポンプ展示館

江尻排水ポンプ展示館のエントランスには、来館者記帳所が置かれています。展示館の運営者は訪問者のフィードバックやニーズを把握し、展示内容やイベントの改善や新たな展示計画に役立てているようです。

江尻排水ポンプ展示館

館内に入ると、最初はひっそりと暗い展示室が広がっていましたが、足を踏み入れると自動的に照明が点灯しました。展示館が使用する電力を効率的に管理し、館内に人がおらず照明が必要ない時には消灯されることで、電力の節約に貢献しているようです。

江尻排水ポンプ展示館

館内のパネルでは、阿武隈川の水害から角田市を守り続ける排水機場の歴史が学べます。

江尻排水ポンプ展示館

昭和30年代の貴重な資料も展示され、一般の人々や関連業界の方々もポンプに関する知見を得たり、知識を学ぶことができます。

江尻排水ポンプ展示館 旧江尻第2機場ディーゼルエンジン・ポンプ

ディーゼルエンジン・ポンプは、大型で迫力のある機械です。その構造や機能に興味を持つ人々にとって魅力的な展示物です。旧江尻第2機場のディーゼルエンジン・ポンプは、かつて江尻地区の水害対策のために、排水施設内にて使用されていたポンプ装置です。

江尻排水ポンプ展示館 旧江尻第2機場ディーゼルエンジン・ポンプ

ポンプは都市の排水や灌漑、建設現場の排水など、様々な場面で重要な役割を果たしてきました。展示館では、ポンプの特徴や稼働原理、使用されていた状況などについても解説しています。

江尻排水ポンプ展示館

展示室には、巨大なポンプを上から見下ろすことができるよう、中二階のフロアが作られています。

江尻排水ポンプ展示館 旧江尻第2機場ディーゼルエンジン・ポンプ

この上から見下ろす旧江尻第2機場ディーゼルエンジン・ポンプの姿は圧巻です。

江尻排水ポンプ展示館

展示館の一角には、排水用のエンジン、サイレン、コンプレッサ、発電機など排水ポンプに付随する装置の展示も行われています。

江尻排水ポンプ展示館

かつて、旧江尻第2機場で使用されていた配電盤の展示も行われています。スイッチ類や計器類が歴史を感じさせます。

江尻排水ポンプ展示館

黒電話より歴史を感じる電話機が展示されていました。ベルとマイク部分が顔のようにも見えて面白いですね。

江尻排水ポンプ展示館

排水ポンプについての理解を深め、水の資源と環境保全に対する関心を高めることができる、江尻排水ポンプ展示館。

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。

歴史の息吹を感じる屋外博物館 小平ふるさと村

小平ふるさと村は、東京都小平市天神町にある博物館です。

小平ふるさと村

小平ふるさと村は、東京都小平市に位置する歴史的な博物館です。江戸初期から中期の開拓ゾーン、江戸後期の農家ゾーン、明治以降の近代ゾーンなどが復元されています。これらのゾーンでは、過去の日本の生活や技術を実際に見ることができます。地域の歴史や暮らしを体験しながら学ぶことができる貴重な場所です。

小平ふるさと村

開館時間は午前10時から午後4時までです。日が暮れる前には閉館となるため、早い時間帯に訪れる方が良いでしょう。休館日は月曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始(12月28日~1月4日)です。入園料は無料なので、気軽に訪れることができます。

小平ふるさと村

館内に足を踏み入れると、入り口から趣を感じる日本家屋が目に入ります。茅葺屋根や木造の造りが印象的で、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気です。昔の暮らしの息吹を感じることができます。

小平ふるさと村

訪れた時期には、子どもたちが作った鯉のぼりが空を舞い、季節の風情を感じることができました。園内の雰囲気と相まって、のどかで温かみのある風景が広がっていました。

旧神山家住宅主屋

旧神山家住宅主屋は、江戸時代後期に小金井から移築された建物です。建築当初は広間型の間取りでしたが、移築の際に喰違い四ツ間型へと変更されました。これにより、江戸時代中期から後期にかけての農家の変遷がよくわかる建物になっています。小平市指定有形文化財第8号として登録されています。

旧神山家住宅主屋

旧神山家住宅主屋には、日当たりの良い場所にベンチが設置されており、ゆっくりと休憩することができます。歴史的な建物を眺めながら、一息つくのもいいですね。

旧神山家住宅主屋

きび・あわ・小麦などの実物が展示されています。見た目だけでは判別が難しく、もっと近づいて確認するとより理解が深まるかもしれません。大八車も展示されており、当時の輸送手段を間近で見ることができます。

旧神山家住宅主屋

家屋内には、かまどや神棚が設置されており、江戸時代の暮らしを感じられます。また、小平ではかつて蚕の種屋が十軒ほどあったそうで、蚕に関する説明パネルも展示されています。養蚕業の歴史に触れることができます。

旧神山家住宅主屋

住宅の裏口から外へ出ることができ、外の風景を楽しみながら次の展示へ進めます。

旧神山家住宅主屋 裏手の畑

裏口を抜けると、カカシが立つ畑が広がっています。田園風景の一部を再現しており、当時の農作業の様子を感じることができます。

旧神山家住宅主屋 裏手の畑

畑にはさまざまな作物が植えられており、季節によって異なる植物を見ることができます。成長の過程を観察するのも楽しみの一つです。

旧小川家住宅玄関棟

旧小川家住宅玄関棟は、1805年に建てられた名主の屋敷の一部です。一般的な名主宅とは異なり、主屋と廊下で接続された独特の造りが特徴です。江戸時代における小川家の格式の高さを示す貴重な建物で、小平市指定有形文化財第10号に登録されています。

旧小川家住宅玄関棟

玄関棟に入ると、端午の節句の展示があり、この季節の日本の伝統を感じることができます。

旧小川家住宅玄関棟

展示された鎧兜は迫力があり、照明の工夫によってさらに美しく見えます。歴史を感じさせる貴重な品です。

開拓当初の復元住居

開拓当初の復元住居は、江戸時代初期の小平開拓当初の農民住居を復元した建物です。文献によると、丸太の柱を掘立にし、茅や麦藁で屋根を葺いた簡素な造りだったそうです。当時の生活を忠実に再現しており、建築技術の歴史を学ぶことができます。

開拓当初の復元住居

内部に足を踏み入れると、薪の匂いと燻された木の香りが漂い、かつての暮らしがそこに息づいているように感じられます。かまどの跡や柱の煤けた色が、実際に使われていた名残を伝えています。床は細竹を編んだものや莚(むしろ)敷きで、素朴ながらも機能的な工夫が見られます。当時の人々がどのように生活し、どんな気候の中でこの住居を利用していたのか、五感を通じて想像することができます。

小平ふるさと村 (2022/09/10)

小平ふるさと村では、さまざまなイベントが開催されており、エントランスには掲示板やパンフレットが用意されています。訪問時にチェックしてみると良いでしょう。

小平ふるさと村 (2022/09/10)

地域の祭りや伝統行事も定期的に行われており、訪れる時期によって特別な催しに参加できることもあります。

小平ふるさと村

小平ふるさと村は、歴史的な建物を見学しながら江戸時代から近代の暮らしを学べる貴重な場所です。昔の生活や建築様式に興味がある方におすすめです。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。