海老名の歴史に関する資料を展示 海老名市立郷土資料館「海老名市温故館」2階 民俗資料

海老名市立郷土資料館「海老名市温故館」は、神奈川県海老名市国分南にある資料館です。

海老名市立郷土資料館「海老名市温故館」

海老名市温故館は、1918年に作られた郡役所様式建築の旧海老名村役場を1982年に資料館としてオープンした歴史ある施設です。館内では、海老名市内の考古・歴史資料や民俗資料を展示しています。

海老名市立郷土資料館「海老名市温故館」

2階には、生活関連用具・農耕具・養蚕具などの民俗資料が展示されています。「衣・食・住」をテーマに、明治・大正・昭和にかけての生活用具・農具などの庶民生活の暮らしを知るための資料です。

海老名市立郷土資料館「海老名市温故館」

生活用品コーナーでは、テレビ、ラジオ、扇風機など、明治から昭和にかけて人々の暮らしで使われていた道具が展示されています。テレビは大きなブラウン管とシンプルなデザインが特徴です。当時の生活用品と現代の生活用品を比べることで、時代とともに生活がどのように変化してきたのかを実感することができます。

海老名市立郷土資料館「海老名市温故館」

提灯、機織り機、つづらなど、明治から昭和にかけて人々の暮らしで使われていた道具が展示されています。木製の枠組みで作られた機織り機は、ピアノサイズで巨大です。木製の箱で作られたつづらは、衣服や小物などを収納する際に便利そうです。

海老名市立郷土資料館「海老名市温故館」

さつま芋などを運搬した際に使用されていた大八車の車輪が展示されています。大八車は、江戸時代から昭和時代にかけて日本で広く使用されていた二輪荷車です。大八車の車輪は、非常に大きなサイズなので、荒れた道でも安定して荷物を運搬することができたと考えられます。

海老名市立郷土資料館「海老名市温故館」

海老名市温故館では、郷土の歴史や文化について楽しく学ぶことができるクイズがありました。クイズを通して、海老名市の歴史や文化について楽しみながら学ぶことができます。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

江戸時代の中川船番所を再現 江東区中川船番所資料館

江東区中川船番所資料館は、東京都江東区大島にある資料館です。

江東区中川船番所資料館

江東区中川船番所資料館は、江戸時代に設置されていた中川船番所を再現し、水運や江東区の歴史に関する資料を収集、保存し、展示する資料館です。江戸時代、江東区中川船番所資料館は、小名木川を通る船の取り締まりを行った中川番所跡の北側に建てられています。

江東区中川船番所資料館

江東区中川船番所資料館は3階建ての資料館です。2階には、昭和の暮らしを再現したコーナーがあり、当時の台所や居間などが再現され、懐かしさを感じることができます。、3階には、川の関所「中川番所」の一部を再現した実物大ジオラマがあり、当時の番所の様子をリアルに再現され、まるで江戸時代にタイムスリップしたような感覚を味わえます。

江東区中川船番所資料館

江東区中川船番所資料館のエントランスは、エントランスには木の枠組みが設置され、江戸時代の番所の雰囲気を再現しています。「番所の役人さん」の顔ハメパネルも設置されているので、パネルに顔を合わせることで、江戸時代の人物になりきって記念撮影を楽しむことができます。

江東区中川船番所資料館

資料館に入ると、妖怪のパネルが置かれていました。これは、「水辺の妖怪かくれんぼ」というイベントで、妖怪たちの絵が展示室に約20体隠れています。全部見つけることができるか、楽しみですね。

江東区中川船番所資料館

様々な種類の妖怪の絵が展示されています。妖怪の絵は、個性豊かで見ているだけでも楽しいですね。

江東区中川船番所資料館

2階に上がると、寄贈された資料をもとに、昭和30年から40年代の生活の様子を再現した「昔の生活」のコーナーがありました。当時の居間が再現され、テレビ、電話、ちゃぶ台、扇風機などの家具が展示されています。

江東区中川船番所資料館

どの家電も昭和レトロな雰囲気で、当時の暮らしの様子をうかがい知ることができます。また、郷土の歴史文化紹介展示室では、農業・漁業・商業・水害などのテーマに合わせて資料が展示され、江東区の歴史が分かるようになっています。

江東区中川船番所資料館

訪れた2023年の8月は、「震災と江東~絵葉書で見る関東大震災~」の企画展が行われていました。

江東区中川船番所資料館

2023年は、1923年に起きた関東大震災から100年です。震災の歴史を継承するため、被害状況や復興の様子を記録した絵葉書等の原物資料や、パネルによる展示が行われていました。

江東区中川船番所資料館

3階は、中川番所の再現と江東の歴史のコーナーです。江東区中川船番所は、江戸初期の寛文元年の1661年に、関東一円の川筋と江戸を結ぶ、水運の大動脈小名木川の東端に開かれました。

江東区中川船番所資料館

このコーナーでは、番所周辺の様子をジオラマで再現しています。晴れや雨などの天候が再現され、時折落ちる雷がとてもリアルです。

江東区中川船番所資料館

中川船番所は、江戸湾に出入りする船舶を監視・管理する役割を担っていました。ベカ船も江戸湾で操業していた船舶の一種なので、中川船番所によって監視・管理されていたのかもしれません。

江東区中川船番所資料館

3階には、「江戸をめぐる水運」をテーマに、川の整備・流通・川舟・文化に関する資料も展示されています。

江東区中川船番所資料館

江戸湾は、豊富な魚介類が生息していたため、江戸時代から絶好の釣り場として知られていました。資料館には、当時の釣りに関する資料が展示されています。当時の釣り竿の種類や素材、特徴や用途を実物資料などを用いて解説しています。

江東区中川船番所資料館

3階には、展望室があり、旧中川と小名木川の風景、番所跡が展望できます。

江東区中川船番所資料館

東の方向には、中川大橋を望むことができます。川の手前は江東区、向こう側は江戸川区です。

江東区中川船番所資料館

南には、平成橋を望むことができます。旧中川と、そこに架かるアーチ型の立派な橋のある風景は、雄大な川と長い歴史の流れを感じさせ、見る人の心を癒してくれます。

江東区中川船番所資料館

江東区中川船番所資料館は、江戸時代の水運に関する資料を展示する貴重な施設です。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

いわしと人々の暮らしや歴史を紹介する資料館 海の駅九十九里 いわし資料館

海の駅九十九里 いわし資料館は、千葉県山武郡九十九里町小関にある資料館です。

海の駅九十九里 いわし資料館

海の駅九十九里 いわし資料館は、いわしと人々の暮らしのつながりや歴史を、パネルや映像でわかりやすく紹介する資料館です。

海の駅九十九里 いわし資料館

海の駅九十九里 いわし資料館は、海の駅九十九里の館内にあります。入館料は無料で、九十九里町のいわし文化を学べる空間が広がります。

海の駅九十九里 いわし資料館

資料館では、江戸時代から九十九里で繁栄を極めた、いわし漁の変遷について説明が行われています。食べると健康にもよい、と言われているイワシ料理や加工品の数々も展示されています。

海の駅九十九里 いわし資料館

九十九里のいわし漁は、江戸時代に木綿が急速に普及するにつれ、その栽培に効果的な肥料が求められたことから、「干鰯(ほしか)」を大量供給するために、その歴史が始まったといわれています。

海の駅九十九里 いわし資料館

展示されている晴れ着は、大漁を祝う際に、船主や網元から漁師たちに贈られたという「万祝(まいわい)」の風習によるものです。九十九里浜を中心とした房総半島ではじまり、太平洋沿岸に広く伝わりました。

海の駅九十九里 いわし資料館

魚は自然の恵みであり、漁は自然との戦いでした。九十九里の漁村の暮らしは、豊漁を祈り、会場の安全を願ういくつもの祭礼や儀式とともにあり、それをものがる遺物が今もこの地に数多く見られます。

海の駅九十九里 いわし資料館

資料館の一画には、「漁法」の変遷や各時代の漁船の模型や漁具などが展示されています。江戸時代の初めに偶然九十九里浜に漂着した紀州(現在の和歌山県)の漁師が、九十九里にいわしの地曳網を伝えたといわれ、九十九里ではそれを改良した大地曳網漁が行われました。

海の駅九十九里 いわし資料館

九十九里のいわし漁は、約400年の間に、いわしの豊漁期が5回訪れ、大変で賑わいました。いわし漁は、「2そうまき」の手法で行われ、風や潮の流れを考えて行われます。網は直径300メートル、深いところで150メートルになるそうです。今では、タンパク質やカルシウムが豊富なイワシは、日本人の重要な栄養源して親しまれています。

海の駅九十九里 いわし資料館

海の駅九十九里 いわし資料館は、九十九里浜のいわし漁について詳しく学ぶことができる資料館です。ぜひ、家族や友達と訪れてみてください。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。