蛇瀧(じゃたき)は、東京都八王子市高尾町にある滝です。
高尾山には約1,300年の長い山岳信仰の歴史があり、登山コースの蛇瀧コースには、修行で使われている滝が存在しています。蛇瀧は高尾山の滝修行の水行道場で、その昔、猟師に撃たれた白蛇が今にも殺されそうになった時、そこをたまたま通りかかった俊源大徳に助けられ、白蛇はそのお礼にと、滝修行の場を探していた俊源大徳の為に滝に化身し、我が身を提供したという伝説があります。
蛇瀧コースを進むと階段があり、そこには蛇瀧と青龍大権現が密教の守護神として祀られている青龍堂があります。
蛇瀧の前には柵が置かれ、厳重にガードしてあり、蛇瀧を見ることはできませんでした。蛇瀧は高さ8メートル程の滝から直接体に受けることが特徴です。事前申し込みが必要だそうですが、初心者講習会なども行われています。
青龍堂は入母屋造で1958年に再建されました。堂内には、法華経の教えを聞いてたちどころに成仏したと伝えられている沙竭羅(しゃから)龍王の八歳になる第三女の青龍大権現が安置されています。
蛇瀧では、今では困難な修行をしなくても瀧行が経験できるように、水行道場として一般に開放をしているそうなので、機会があれば体験してみたいですね。
それでは、また。