絶妙なバランスで乗る岩 奇岩 天狗の投げ石

天狗の投げ石は、栃木県宇都宮市大谷町にある岩です。

天狗の投げ石

天狗の投げ石は、絶妙なバランスで崖の上に乗る不思議な石です。

説明板

天狗が投げて載せたという伝説のある奇岩で、まるで本当に怪力を使って天狗が置いたように思えてしまいます。

天狗の投げ石

遠くから見ると、確かに誰かがそこに置いたのではないか、という位置にあります。道路側に落ちてこないか不安になりますが、ワイヤーで固定されているので安全対策がなされていました。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

地上で観察 大谷石の採掘跡 大谷資料館 地上編

大谷資料館は、栃木県宇都宮市大谷町にある博物館です。

大谷資料館

大谷(おおや)資料館は、巨大な地下空間が広がる大谷石の採石場跡に作られた資料館です。大谷石は、栃木県宇都宮市大谷町付近一帯から採掘される流紋岩質角礫凝灰岩の総称です。

通路

駐車場から大谷資料館までの道のりはほぼ平坦な通路になっています。大型バスはもっと先まで行くことができるようですが、一般車は手前の広い駐車場に車を停め、そこから坑内入口まで歩くことになります。

大谷資料館

大谷資料館の坑内入口付近にたどり着くと、そこには不思議な形に削られた岩を観察することができます。

ふれあい広場 自販機コーナー

大谷石の採掘方法(技術)には「平場掘り」と「垣根掘り」という2つの掘り方があり、平場掘りは下に掘り下げる掘り方、垣根掘りは横に掘る掘り方です。不思議な形の岩は、2つの掘り方の組み合わせにより造られたんですね。

ふれあい広場 自販機コーナー

垣根掘りされた場所には、自動販売機が置かれていました。地下鉄の通路より広く感じますね。地下採掘場はとても広く、入ってしまうと休憩エリアはないので、ここで一旦休憩をしておくとよいかもしれません。

採掘跡

大谷町は宇都宮市の中心から北西約7キロメートル付近にあります。この一帯から採掘される石は、石材として優良とされています。採掘区域は、東西に約3キロメートル、南北に約6キロメートルに及びます。

採掘跡

大谷石は地上だけでなく、東西に約8キロメートル、南北に約37キロメートル、地下200メートルから300メートルの深さ、10度前後の傾斜で地下に潜り込む形で東西に分布し、埋蔵量は10億トンと推定されています。この区域以外から採掘される石は、風化によりくずれやすいなど、石材としての価値は低いそうです。

採石場

地下には良質な石材の大谷石が埋まっていることから、大谷資料館には広大な地下採掘場が存在しています。それでは、今から地下採掘場へ行ってみたいと思います。

天然記念物に指定 夏より冬の観光が良い 六枚屏風岩

六枚屏風岩は、東京都あきる野市引田にある岩です。

秋川

六枚屏風岩は、奥多摩山地の麓に広がる丘陵をつくる礫層が、秋川の洪水によって侵食され後退する過程により作られた崖です。

六枚屏風岩

六枚屏風岩は、ほぼ等間隔に10メートルの高さの土柱から形成され、それが六枚の折り屏風に見えることから六枚屏風とその名がついたそうです。しかし、夏の時期は草木が覆い被さり、岩肌が見えない状態になっていました。

六枚屏風岩付近

特異な崖の地形として天然記念物に指定されている六枚屏風岩ですが、観光するなら冬の時期が良いようです。

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。