等覚院(とうがくいん)は、神奈川県川崎市宮前区神木本町にあるお寺です。
等覚院は別名「つつじ寺」として知られています。春のつつじの時期には、美しいつつじの花が境内一面に咲き誇り、訪れる人々を魅了します。境内には大小さまざまなつつじの木が植えられ、花が満開になると、鮮やかなピンクや紫色の花が一面に広がります。その風景はまさに絵画のようで、多くの人々が訪れて美しい景色を楽しみます。
等覚院は大通りから細い道を通り、坂を登った先にあります。坂を登ると、立派で威風堂々とした仁王門が目に入ってきました。
例年この時期になると、参拝客でとても混み合うそうです。今日は天気も良く、多くの来訪者がいました。
等覚院の創建年代等は不詳ですが、江戸時代以前からは存在していたとされています。等覚院は、ぜん息平癒、癌・當病平癒などの祈願寺院として親しまれています。
仁王門は1882年に建立されたもので、天井には迦陵頻伽(かりょうびんが)の絵が書かれています。
溝の口駅からバスがあり、宿河原駅から徒歩圏内にある等覚院ですが、参拝者用の駐車場もあるので、歩くのが苦手な方でも仁王門の横まで車でアクセスすることができます。
等覚院のある丘の斜面には、立体的な庭園が造られ、遠くまでつつじが咲き誇るのを観察することができます。階段下の仁王門から見上ると、満開のつつじがとても綺麗に見えます。
等覚院は、関東36不動霊場の6番札所となっていて、神奈川花の名所100選にも選ばれています。境内は静かで寺の造りは重厚感があり落ち着きますね。
本堂には「神木山」の扁額が掛けられています。
本堂の天井を見てみると、唐獅子の木鼻や海老虹梁など、細かいデザインが施されていますね。
川崎随一のつつじジの名所ということもあり、山門も本堂も立派な古刹です。そして、つつじは見事に開花し綺麗に咲いていました。
等覚院ではつつじの時期に合わせて花説法が公開されています。26日(火)は「ドライブ・マイ・カルマー」とダジャレの効いた説法が聞けるようです。
見応えがあるつつじと新緑で、身も心もリフレッシュできました。たまには外の空気に触れてリフレッシュすることが大切ですね。
新型コロナウイルスの始まった2年前に来た時は境内に入れませんでしたが、今年は参拝し、つつじを鑑賞することができました。機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。
- 2022/04/16 初版
- 2022/11/06 更新