河口浅間神社は、山梨県南都留郡富士河口湖町河口にある神社です。
河口浅間神社は、富士の噴火の怒りを鎮めるために建てられたことが起源となる神社で、富士山の信仰対象と芸術源泉の構成資産の一部として、世界文化遺産に登録されました。
駐車場は河口浅間神社の近くにあり、道路を挟んで反対側です。大型バスも止まれるくらい広く、南の方角には富士山もはっきりと見えますね。
参道には、民家のカフェ「すぎのき」がありましたが、訪れた時は営業していませんでした。店舗は立派な作りで手入れされていているので、コロナ禍が終われば、再度営業しそうですね。
所々に雪が残っていますが、参道は日当たりがよくコンクリートの舗装路なので歩きやすくなっています。
大鳥居の奥には、樹齢800年を超える杉並木が立ち並んでいます。この杉並木も河口浅間神社の見所の一つです。
扁額には「三国第一山」と書かれています。三国第一山とは富士山のことですが、三国は当時の日本、中国、天竺のことで、三国においても富士山は第一の山であるといった表現になるそうです。こうした由緒があるので、周辺には「三國第一山」の扁額を掲げている神社が多いそうですね。
すがすがしい空気の参道を進むと、中ほどには波多志神があり、創始者の霊を祀っています。さらにその奥の階段の上には、神域に邪悪なものが入り来るのを防ぐ御門の神をまつる随神門があります。
随神門を抜けると、杉並木に覆われ鬱蒼と茂る巨樹群の中に鎮座する社殿が見えてきました。
社殿は歴史のある神社らしい荘厳な佇まいで、度肝を抜かれます。拝殿からは、奥に素敵な本殿を覗くことができます。
拝殿の前には、根廻り7メートルを超える御神木の七本杉の一つがそびえ立っています。神秘的で幻想的な雰囲気を醸し出す七本杉は、河口浅間神社の見所の一つです。
拝殿から右手に進むと、奥には出雲社や七本杉や立ち並び、所々に雪が残ってとても荘厳な景色が広がっていますね。
毎年4月25日の例大祭では、富士山を鎮める祭神に捧げたのが始まりと伝えられ、国重要無形民俗文化財に指定された「稚児の舞(ちごのまい)」や「扇の舞」「剣の舞」などが披露されるそうです。
境内には樹齢1200年の御神木を祀り、参道には樹齢800年の杉並木がそびえる河口浅間神社。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。