最大揚程は20メートル 当時の揚水車の中でも最大規模 藤原式揚水機

藤原式揚水機は、千葉県市原市不入にある水車です。

藤原式揚水機

藤原式揚水機は、水車が回るとカゴ付きのベルトが回り、水をすくいながら上に昇ることで低地から高地に水を輸送することのできる仕組み付いた水車です。

藤原式揚水機

藤原式揚水機は当時の揚水車の中でも最大規模で、最大揚程は20メートルに及びます。後に、タービン式揚水機にその役目を譲るまで、養老川流域では多く使われ、多くの農民を干害から救いました。

藤原式揚水機

風車と同じように、電気を使わず自然の力だけで動く藤原式揚水機は、午前に1回だけ稼働しているところを見ることができます。近くで見ると、今でも稼働する水車の円板の迫力に圧倒されます。

藤原式揚水機

この藤原式揚水機は復元ですが、実物大で当時の大きさと同じになっています。最頂部は展望塔として活用され、上からの眺めは、高滝湖が広範囲に見渡せる絶景が楽しめるそうです。

藤原式揚水機

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

実際に稼働する水力発電装置の展示 四季の里 水車小屋

四季の里 水車小屋は、福島県福島市荒井上鷺西にある水車です。

四季の里 水車小屋

四季の里 水車小屋は、水の力で回転する車輪(水車)を使い、様々な仕組みを動かす水車の備え付けられた小屋です。実際に直径6メートルの大きな水車が稼働し、その迫力や風情を楽しむことができます。水車の回転や水の流れる音など、自然の力を感じることができます。

四季の里 水車小屋

水車小屋は中に入ることができます。小屋には、水力発電装置の展示コーナーが設置されています。展示コーナーでは、水力発電の仕組みや装置の機能、エネルギーの変換プロセスなどが解説されていました。

四季の里 水車小屋

水車小屋には大きな発電機が置かれています。模型かと思いましたが、実際に稼働しています。

四季の里 水車小屋

水車は水の力を利用して回転することで発電を行う装置で、水の流れを利用することで再生可能なエネルギーを生み出し、環境に優しい発電方法として注目されています。実際に発電している様子を見ることができるので、とても興味深いですね。

四季の里 水車小屋

水車小屋には、野田鉄工製造の規格外の県産農産物を使った「MOTTAI(モッタイ)」や、県内六つの酒蔵の酒かすを使った酒粕ジェラート「縁」など常時10種類ほどのジェラートを揃えたアイスクリーム販売所も併設していますが、訪れた日は定休日でした。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

水車が生み出すエネルギー 埼玉県立 川の博物館 水車小屋広場

埼玉県立 川の博物館 水車小屋広場は、埼玉県大里郡寄居町小園にある水車です。

皆野のコンニャク水車

埼玉県立 川の博物館 水車小屋広場には2台の水車が置かれ、水車のメカニズムと水車が生み出すエネルギーについて学習できるようになっています。

皆野のコンニャク水車

皆野のコンニャク水車は、1960年頃までコンニャクのアラコ挽きに使用されていた水車を復元したものです。水輪は直径が7.3メートルあり、水の力を利用して一定のリズムで杵が臼を突いています。雪や雨の音と相まって、なかなか良い雰囲気が出ていますね。

コンニャクのできるまで

小屋にはコンニャク水車の説明板や、コンニャクのできるまでについて書かれた説明板など、学習できるコンテンツが用意されていました。

東秩父の精米水車

東秩父の精米水車は1945年頃まで稼働していた水車で、花園町の旧家で庭園の一部として保存されていたのを復元したものだそうです。水車には、水輪のどの位置に水がかかるのかによって、上掛け式、胸掛け式、下掛け式の3種類の形式がありますが、東秩父の精米水車は本来、上掛け式だったものを、敷地の関係で胸掛け式に変更し、アレンジを加えているそうです。

東秩父の精米水車

実際に稼働する水車を目の前で見ると、水車のメカニズムや水車が生み出すエネルギーについて理解が進みまね。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。