南八ヶ岳 花の森公園 リフトカーは、山梨県北杜市高根町長澤にあるリフトです。

南八ヶ岳 花の森公園は、道の駅 南きよさとからアクセスできます。公園へはリフトカー「こいのぼり号」を使って行くことができ、斜度38度の急勾配を登るスリルも楽しめます。全長180メートル、高低差100メートルの距離を約3分半で移動し、山頂の「ひごい駅」からは南アルプスや八ヶ岳の雄大な景色が広がります。園内には芝生広場や花々が咲き誇る散策路があり、自然を満喫できます。

リフトカーの乗り場は、道の駅 南きよさとの一角に位置し、エントランスには看板や案内板が設置されています。道の駅自体は農産物の直売所や土産物屋、レストランがあり、訪れる人々で賑わっています。リフトカーの乗り場へは、道の駅の建物の正面にあります。自然に囲まれた場所にあり、リフトカーを利用する前からわくわくする雰囲気です。
エントランスからリフトカーの乗り場までは、木製の橋を渡ります。橋の先にはリフトカーの券売機があり、ここで乗車券を購入します。木のぬくもりと周囲の自然が調和していて、これから始まるリフトカーの旅に期待が高まります。
リフトカーのレールは山の斜面に沿って設置されており、見上げるとその急な角度に圧倒されます。斜度38度という急勾配は迫力があり、まるで空に向かって登っていくような感覚です。リフトカーの動く音とともに、空に伸びるレールが幻想的な景色を生み出しています。リフトカーが到着するたびに、期待と興奮が高まります。

リフトカーの利用は有料で、券売機で往復券が販売されています。リフトカーを使わずに公園まで向かうこともできますが、散策路を歩くと片道約20分かかります。体力に自信のある方は歩いても楽しめますが、リフトカーでの空中散歩はやはり魅力的です。家族連れやカップルで利用する方も多く、リフトカーならではの非日常感を味わえます。

リフトカーの乗車券は、乗り場にある券売機で購入します。往復券のみなので操作はシンプルです。券売機の近くには、南八ヶ岳 花の森公園で開催されているイベントの掲示があります。季節ごとに行われるイベントや体験プログラムなどが紹介されており、訪れる前に確認しておくとより楽しめます。特にピザ作りや押し花づくりの体験は、子どもから大人まで人気です。

購入した乗車券は、昔ながらのシンプルなデザインの切符タイプです。懐かしい手触りで、昔の列車旅を思い出させます。切符を手にした瞬間から、小さな旅が始まるような気持ちになり、期待感が高まります。リフトカーの入り口で切符を見せると、スタッフの方が親切に案内してくれます。
リフトカー「こいのぼり号」は青色の車体で、空をイメージした爽やかなデザインです。車体には大きな鯉の絵柄が描かれており、季節感を感じさせます。山のふもとからゆっくりと降りてくる姿は、まるで空を泳ぐ鯉のようで、思わず写真に収めたくなります。

リフトカーの車内にはベンチが設置され、数人が座れるようになっています。全面ガラス張りの窓からは、登っていくにつれて広がる景色が楽しめます。リフトには、エアコンが完備されており、冬は暖かく、夏は涼しいので、どの季節でも快適に乗車できます。

吊り革もあり、立ち乗りも可能です。車内はシンプルながらも落ち着いた雰囲気で、山の景色を楽しむのに最適です。リフトカーはジャンプ台と同じくらいの急な角度を登りますが、車内は常に水平を保つ仕組みになっているため、立って乗っても安定感があります。

リフトカー「鯉のぼり号」がゆっくりと動き出すと、目の前に広がる景色が少しずつ変化していきます。急勾配のレールを進むため、まるで空へ向かって登っているような感覚です。ぐんぐんと上昇していくにつれて、高所にいることを実感し、ちょっとしたスリルを感じます。それでもリフトカーの動きは穏やかで、揺れも少ないので安心して乗れます。

リフトカーが進むにつれて、ふもとの道の駅 南きよさとの全景が眼下に広がります。駐車場に停まる車や、道の駅に集まる人々が小さく見え、まるでジオラマのようです。周囲の木々の緑と、広がる青空が絶妙なコントラストを生み出し、景色を楽しむことができます。下界から少し離れて、非日常的な体験ができるのもリフトカーの魅力です。

リフトカーの乗車時間はわずか3分半ですが、その短い時間が特別な空間に感じられます。山頂に近づくにつれて、見える景色も壮大になり、まさに空中散歩をしているような感覚です。リフトカーが到着する頃には、もう少しこの空中散歩を楽しみたいと思うほどです。短くも濃密なリフトカー体験は、強く印象に残ります。
南八ヶ岳 花の森公園のリフトカー「こいのぼり号」は、短いながらも空中散歩のような体験ができる魅力的なアトラクションです。斜度38度の急勾配を登るスリルと、山頂からの絶景は一見の価値があります。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。