侘び寂び感じる名刹 銀閣寺 東山慈照寺

銀閣寺は、京都市左京区銀閣寺町にあるお寺です。

銀閣寺は俗称で、本当の名前は「慈照寺」(じしょうじ)といいます。

銀閣寺という名前は金閣寺と対比されて使われた呼び名といわれていて「もともと銀色だったから銀閣寺」ということではないそうですね。

観音殿(銀閣)

銀閣と呼ばれる観音殿は、室町幕府八代将軍の足利義政によって1489年に建てられ、国宝に指定されています。

観音殿(銀閣)

観音殿の閣上には、天下太平の象徴である青銅鳳製の「鳳凰」が立っていますね。

銀閣寺の裏山にある庭園は、池泉回遊式庭園で、国の特別名勝に指定されています。

裏山

裏山には登ることができ、そこからは眼下に銀閣寺全体の素晴らしい全景が望めます。

向月台

庭園には、約180cmの高さのプリン型の造形物、向月台(こうげつだい)がありました。

向月台の上に座って東山に昇る月を眺めたといわれていますが、侘び寂びとはこのことですね。

銀沙灘

白川の白砂を波形に盛り上げた銀沙灘(ぎんしゃだん)は、銀閣寺の本堂の正面にあり、銀沙灘に反射した月明かりが淡く本堂を照らす役目をしているといわれています。

東山慈照寺

風情のある銀閣寺は、リピーターの数で金閣寺を上回っているそうです。

再度機会があれば、来てみたいですね。

それでは、また。

金色の世界遺産 金閣寺 鹿苑寺

金閣寺は、京都府京都市北区金閣寺町にあるお寺です。

チケット

京都を訪れた際には絶対に見逃せないスポット金閣寺ですが、正式名称には鹿苑寺(ろくおんじ)といいます。

金閣(舎利殿)

金閣寺という呼び名の由来にもなっている舎利殿は、三層の三階建になっています。

一層は、法水院(ほっすいいん)と呼ばれ、法水は煩悩を洗い流す水のことです。

二層は、潮音洞(ちょうおんどう)と呼ばれ、海の音のように遠くから真実がやってくるという意味です。

三層は、究竟頂(くっきょうちょう)と呼ばれ、中国風の禅宗仏殿造で、究極という意味が込められています。

金閣(舎利殿)

金閣は、二層と三層は純金の金箔が貼られ、3つの層の様式が見事に調和していますね。

屋根の上には金色の鳳凰(ほうおう)が輝いています。

白蛇の塚

白蛇の塚は、境内の北側にある大きな池「安民沢」に浮かぶ島に建つ石塔です。

白蛇の塚は五輪の塔になっていて、五輪の塔は仏教の供養塔や墓塔のことをいうそうです。

石の形には意味があり、四角の石は「地」丸い石は「水」三角の石は「火」半月の石は「風」1番上の小さな玉は「空」で、これらの石は、仏教の五代要素である「地」「水」「火」「風」「空」をそれぞれ表現しているといわれています。

鹿苑寺 不動堂

今日は小雨が降る中、国内のみならず、海外からもその見た目の美しさを見るために、多くの観光客が金閣寺を見に来ていますね。

金閣寺

金閣寺は、特別拝観も行われているそうなので、次回はその時期に来てみたいと思います。

それでは、また。

黄金でできた人が現れる夢 法隆寺 夢殿

夢殿(ゆめどの)は、奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内にある建物です。

夢殿

夢殿は、聖徳太子が法隆寺で瞑想にふけったときに黄金でできた人が現れる夢を見たという故事に基づいてその名がついたといわれ、正式な名前は「上宮王院夢殿」だそうです。

八角円堂の夢殿は奈良時代の建物ですが、鎌倉時代に軒の長さを深くして屋根の勾配を急にするなどの大修理を受けているそうです。

八角円堂は、故人を供養する堂の形で、内部には聖徳太子ゆかりの遺品が集められています。

夢殿周辺

夢殿の建物の周りには、ゆったりとしたスペースや休憩できる椅子があり、腰を掛けながら夢殿を眺めることができます。

夢殿へ続く道の途中

夢殿は、法隆寺の東側にありますが、そこへ通じる道は写真のような壁がずらりと並んでいます。忍者が出てきてもおかしくない風景に趣を感じますね。

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。