埼玉ピースミュージアム (埼玉県平和資料館)は、埼玉県東松山市岩殿にある資料館です。
埼玉ピースミュージアムの常設展示室では、1920~1940年代の昭和初期から終戦までの期間を中心に、埼玉県民が戦争にどのように関わってきたのかを展示しています。

擬似体験コーナーは、戦時下の小学生の夏のある1日を、約15分間で擬似体験できるコーナーです。防空壕では、飛行機の爆音、爆弾・焼夷弾の落下音、爆発音・振動、銃掃射の音・光、そして火災を体験できるようになっていました。
防空壕の中に入ってみると、そこは狭く暗く、この状況で飛行機の爆音が頭上から聞こえてくると心穏やかでいることが難しいと感じます。

常設展示室の前半は、昭和の開幕から1941年12月の太平洋戦争勃発までを三つのコーナーに分けて展示されています。世界恐慌、1931年の満州事変などを機に軍国主義が強まり、中国と全面戦争に突入していった時代が取り上げられています。

常設展示室の後半は、1941年から1945年の太平洋戦争の期間を四つのコーナーに分けて展示されています戦争の激化により、軍国主義的な統制が厳しくなり、苦しくなった県民の生活や戦争との関わりが紹介されています。

分類展示室は、収集した資料の保存を兼ねた特別の収蔵展示室です。約1,200点の資料を用途や目的によって分類していて、資料のある展示ケースは自由に引き出して見ることができます。

戦時下の生活を実際の展示品を見ながら詳しい説明書きを読むことで、とても解りやすく理解でます。リアルな展示品と防空壕は、かなり印象に残りますね。

館内は撮影可能ですが、寄贈資料館など、一部禁止のエリアがあります。

受付時に受け取った撮影許可所を返却しました。
この先には展望塔があるので、行ってみたいと思います。
それでは、また。