圧倒される迫力と緻密な造り 躑躅ヶ崎館 西曲輪北側桝形虎口跡

躑躅ヶ崎館 西曲輪北側桝形虎口跡は、山梨県甲府市古府中町にある史跡です。

躑躅ヶ崎館 西曲輪北側桝形虎口跡

躑躅ヶ崎館 西曲輪北側枡形虎口跡は、武田氏館 西曲輪跡の北に位置する史跡です。かつては板塀や門があり、非常に攻めにくく守りやすい構造だったと考えられます。

躑躅ヶ崎館 西曲輪北側桝形虎口跡

虎口は城郭における出入り口のことです。虎口跡には深くえぐられた堀があり、道幅が非常に狭い通路で、城跡としての雰囲気が色濃く残っています。

躑躅ヶ崎館 西曲輪北側桝形虎口跡

躑躅ヶ崎館 西曲輪北側桝形虎口跡は、敵の侵入を制限し破壊されにくい構造の土橋、敵から内部を見通しにくくするため意図的にずらされた虎口の入り口と出口、敵の視界を遮り進撃速度を鈍らせる効果のある盛り上がる虎口内部、敵に矢玉を浴びせることができる四方を土塀で囲まれた虎口など、見どころが複数あります。

躑躅ヶ崎館 西曲輪北側桝形虎口跡

この場所は、実際に訪れてみると、その迫力と緻密な造りに圧倒されます。戦国時代の武士たちがどのように戦っていたのか、リアルに想像することができます。歴史ファンならずとも、必見の場所といえます。

西曲輪北側枡形虎口跡は、武田氏館の中でも特に保存状態の良い虎口跡の一つです。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

  • 2021/12/12 初版
  • 2023/08/25 更新