動物たちを近くで感じる場所 夢見ヶ崎動物公園 (後半)

夢見ヶ崎動物公園は、神奈川県川崎市幸区南加瀬にある動物園です。

夢見ヶ崎動物公園

夢見ヶ崎動物公園は、神奈川県川崎市にある市立の小さな動物園です。1972年に開園し、年中無休で入場無料なのが特徴です。丘の上にあり、動物たちを間近に見ながら散策することができます。園内にはレッサーパンダ、ペンギン、シマウマなど、多彩な動物たちが暮らしています。園内を一周しても1時間ほどで回れるため、気軽に訪れることができます。

夢見ヶ崎動物公園

園内にはリクガメ舎があり、巨大なリクガメがのんびりと過ごしています。リクガメ専用のスペースは、日当たりがよく、のんびりと甲羅干しをしている姿を見られます。

夢見ヶ崎動物公園

リクガメ舎には2匹のリクガメがいました。どちらも大きな甲羅を背負い、のんびりと動き回っています。時々、ゆっくりとした足取りで近寄ってくることもあり、その迫力を間近で感じることができます。2匹の関係性をじっくり観察するのも楽しく、それぞれの動きや仕草に個性を感じます。

夢見ヶ崎動物公園

リクガメの甲羅は非常に大きく、間近で見るとその迫力に驚かされます。甲羅の模様や質感も独特で、年齢とともに変化していくのが特徴です。甲羅の表面には傷や凹凸があり、長い年月を生きてきた証が刻まれています。光を浴びると甲羅の色合いが変化し、違った印象を受けることができます。

夢見ヶ崎動物公園

リクガメは、ゆっくりとした動きで周囲を歩き回っています。こちらの様子をうかがうように首を伸ばし、じっくりと近づいてきました。その動きは穏やかで、どこか愛嬌があります。観察していると、時折立ち止まり、周囲の様子を確認するような仕草も見ることができます。

夢見ヶ崎動物公園

リクガメの顔を近くで観察すると、意外にも愛らしい表情をしています。小さな目と、もぐもぐと動く口が特徴的で、じっと見つめていると、のんびりとした雰囲気が伝わってきます。硬そうな甲羅とは対照的に、顔の皮膚は柔らかく、シワの入り方にも個性があります。

夢見ヶ崎動物公園

リクガメのエリアを抜けると、シカのゾーンがあります。広々としたスペースに多くのシカが過ごしており、穏やかに動き回っています。シカたちは柵の向こうからこちらをじっと見つめてくることがあり、その姿が印象的です。動きも優雅で、木陰で休んでいることもあります。

夢見ヶ崎動物公園

シカのゾーンには、シカのツノが展示されており、実際に間近で観察することができます。ツノの形や大きさは個体によって異なり、それぞれの特徴を知ることができます。実際に手に取ることはできませんが、細かい質感や成長の様子を確認することができます。

夢見ヶ崎動物公園

展示されているツノをよく見ると、年齢によってその形状が変化していることが分かります。若いシカのツノは細く短いですが、成長するにつれて太く立派になり、先端も鋭くなります。シカの成長過程を視覚的に学べる興味深い展示になっています。

夢見ヶ崎動物公園

アメリカリスの展示ゾーンでは、小さなリスたちが活発に動き回る姿を観察することができます。展示スペースは自然に近い環境が再現されており、リスたちは木の枝や岩の上を素早く駆け回っています。時折、立ち止まって周囲を警戒する姿も見ることができます。

夢見ヶ崎動物公園

展示スペースには、リスたちが自由に行き来できる小さな金属製のチューブが設置されています。このチューブは空中に浮いているため、リスが走り抜ける様子を下から見ることができます。チューブを通る姿はとても可愛らしく、素早い動きに驚かされます。

夢見ヶ崎動物公園

園内にはホンドタヌキの檻もあります。タヌキといえば野生で見かけることもありますが、こうしてじっくり観察できるのは貴重な機会です。檻の中には切り株や隠れ家があり、タヌキが落ち着いて過ごせる環境が整えられています。

夢見ヶ崎動物公園

檻を見渡しても姿が見えず、どこにいるのか探してみると、タヌキはぐっすりと眠っていました。寝ている姿はとても可愛らしく、まるでぬいぐるみのようです。昼間は寝ていることが多いため、起きている姿を見られるかは運次第です。

夢見ヶ崎動物公園

ヤギたちがのんびりと過ごしているエリアにやってきました。ここではヤギたちが広場で自由に動き回ったり、ヤギならではの器用な足さばきで、細い足場でもバランスを取りながら移動する様子が観察できます。そして、特筆すべきはその鳴き声です。予想以上に大きく、突然響き渡る鳴き声に驚くかもしれませんが、それもまたヤギらしい魅力の一つです。

夢見ヶ崎動物公園

このゾーンの特徴は、ヤギが登れる台が用意されていることです。高いところが好きなヤギたちは、自ら台の上に登って周囲を見渡しています。その姿はなんとも誇らしげで、まるで王様のようです。台の上にいるヤギと目線が合うと、こちらをじっと見つめてくることもあります

夢見ヶ崎動物公園

ヤギたちは時間帯によって交代で台に登ることがあります。それぞれのヤギが順番に高い場所を楽しんでいる様子は、見ていて微笑ましいものです。ヤギの習性を活かした展示になっているため、どの時間に訪れても違うヤギの表情を見ることができます。運が良ければ、台の上でのんびり座る姿も見られます。

夢見ヶ崎動物公園

ヤギのゾーンの周囲は緑が多く、背の高い木々が茂っています。広場のような開放的な空間になっているため、のんびりと過ごすのにぴったりです。特に台の上にいるヤギからすると、まるで丘の上に立っているかのような気分になれそうです。そんな景色を楽しみながら過ごしているヤギたちの表情は、とても穏やかに見えます。

夢見ヶ崎動物公園

ニュースなどで時々話題になるハクビシンですが、実際に間近で見る機会はなかなかありません。夢見ヶ崎動物公園では、そんなハクビシンをしっかりと観察することができます。夜行性のため昼間は寝ていることもありますが、起きているときは愛らしい顔をのぞかせます。住宅街で見かけることもある動物ですが、改めて見ると意外とかわいいです。

夢見ヶ崎動物公園

コバタンはオウムの仲間で、白い羽に黄色の冠羽が特徴的な鳥です。その名前もどこか愛らしく、響きがかわいらしいですね。展示されているコバタンは、時折鳴き声を上げたり、羽を広げたりしながら元気に動き回っています。近くで見ると意外と大きく、立派な姿をしています。

夢見ヶ崎動物公園

コバタンは好奇心旺盛な鳥で、こちらをじっと見つめてくることがあります。まるで何かを考えているような表情をしているため、とても賢そうに見えます。飼育員さんとのコミュニケーションも活発で、タイミングが良ければ鳴き声を聞くことができるかもしれません。

夢見ヶ崎動物公園

サルたちが暮らすエリアも見どころの一つです。ここではフサオマキザルやキツネザルなど、さまざまな種類のサルたちが生活しています。それぞれの個性があり、じっくり観察すると面白い発見があるかもしれません。活発に動き回るサルたちを見ていると、時間を忘れてしまいそうです。

夢見ヶ崎動物公園

フサオマキザルは、名前の通り首の周りにふさふさの毛があるのが特徴です。とても器用な手を持っており、エサをつかんだり、枝を上手に使って移動したりする姿を見ることができます。表情も豊かで、見ていて飽きることがありません。

夢見ヶ崎動物公園

キツネザルたちが暮らすゾーンでは、ワオキツネザルをはじめとする種類を見ることができます。特にワオキツネザルは、長いシマシマのしっぽが特徴的で、一目で分かります。群れで行動することが多いため、仲間同士でじゃれ合ったり、一緒に日向ぼっこをする姿がとてもかわいらしいです。

夢見ヶ崎動物公園

夢見ヶ崎動物公園は、小規模ながらも多彩な動物たちに出会うことができるスポットです。入場無料で気軽に立ち寄ることができ、間近で動物を観察できる点が魅力的です。特にレッサーパンダやヤギ、ワオキツネザルなどのかわいらしい動物たちは見応えがあります。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。