日本の歴史と文化を体験できる素晴らしい場所 寛永寺 輪王殿

寛永寺 輪王殿(りんのうでん)は、東京都台東区上野公園にあるお寺です。

寛永寺 輪王殿

寛永寺 輪王殿は、多目的な会館として建築された寛永寺の主要な礼拝堂です。使用目的に合せた2つの会場を備え、公共の交通など利便性に優れた式場として多くの人が利用しています。

寛永寺 輪王殿

寛永寺 輪王殿は、上野恩賜公園の北東の交差点に位置しています。上野恩賜公園の北東の交差点に位置し、大きな寺号が書かれている看板があるので、非常に分かりやすい寺院です。

寛永寺 輪王殿 旧本坊表門

寛永寺 輪王殿は、旧本坊表門を正門としています。寛永寺は、1868年の上野戦争で焼失しましたが、旧本坊表門は戦火を免れ、輪王殿の前に残されています。

寛永寺 輪王殿 旧本坊表門

寛永寺 輪王殿 旧本坊表門は、江戸時代の栄華を示す寛永寺の数少ない遺構のひとつです。鉄砲や砲弾の弾痕は、重要な歴史の証拠として修理されず、そのまま残さていて、今では国の重要文化財に指定されています。

寛永寺 輪王殿

境内は、輪王殿まで一直線のシンプルな作りで、とても分かりやすく、歩きやすくなっています。各所に手入れが行き届いていて、清々しい気持ちになります。

寛永寺 輪王殿

寛永寺 輪王殿に足を踏み入れると、お線香の香りが漂い、荘厳な雰囲気が漂ってきます。

寛永寺 輪王殿

線香は誰でも購入し、お供えすることができます。線香の香りを感じながら、心静かに祈りを捧げてみます。

寛永寺 輪王殿

寛永寺 輪王殿には、上野という立地柄、日本の歴史と文化を体験できる貴重な場所なので、外国人観光客が多く訪れています。

寛永寺 輪王殿

寛永寺輪王殿から境内方向を望むと、中央に旧本坊表門が威厳を放ち、左右には青々とした草木が生い茂り、美しいコントラストを作り出しています。

寛永寺 輪王殿

境内では、風鈴が風に揺られていました。風が吹くと、風鈴が涼しげな音を奏で、暑さを忘れさせてくれます。

寛永寺 輪王殿

この風鈴は、付近に立地する東京芸術大による「風鈴プロジェクト」によるものです。風鈴によって寛永寺の歴史や魅力を感じると共に、厄よけに御利益があるとされる風鈴の音色を楽しむことができます。

寛永寺 輪王殿 阿弥陀堂

寛永寺 輪王殿の境内には、阿弥陀堂があります。阿弥陀堂には、阿弥陀如来、地蔵菩薩、虚空蔵菩薩の三体が安置されています。

寛永寺 輪王殿 幸田露伴旧宅の門

幸田露伴旧宅の門は、小説家の幸田露伴の谷中にあった露伴邸の門を移築したものです。その時代に残された遺構としてとても貴重なものです。現在は通用門として機能しているようです。

寛永寺 輪王殿

上野恩賜公園を訪れるなら、ぜひ寛永寺 輪王殿を訪れてみてください。 日本の歴史と文化を体験できる素晴らしい場所です。

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。

精緻を尽くした構造の妙 堂々たる風格 香林寺 五重塔

香林寺 五重塔は、神奈川県川崎市麻生区細山にあるお寺です。

香林寺 五重塔

香林寺 五重塔は、香林寺のランドマーク的な存在の五重塔です。その存在感は圧倒的で、香林寺のシンボルとして、多くの人々に親しまれています。五重塔は、お釈迦さまの入滅後にその舎利(御遺骨等)を安置するために造られました。

香林寺 五重塔

香林寺 五重塔は、精緻を尽くした構造の妙、堂々たる風格と美観、崇高さのある建築美の極致で、堂々たる風格と美観を備えています。

香林寺 五重塔

香林寺 五重塔では、春になると、梅、河津桜、ソメイヨシノなどの移り変わりを楽しむことができ、春の訪れを感じることができます。香林寺の五重塔は、春の風物詩として、多くの人々に親しまれています。

香林寺

五重塔の横には、東屋があります。ここに座り休憩しながら、醸し出される五重塔の幻想的な雰囲気を楽しむことができます。

香林寺 五重塔

香林寺の五重塔の周囲は、回ることができるようになっています。そのため、さまざまな角度から五重塔を鑑賞することができます。五重塔の正面から見ると、堂々たる風格と美しさを感じることができます。側面から見ると、各層の屋根の複雑な曲線をじっくりと観察することができます。背面から見ると、五層の屋根が重なり合う、荘厳な雰囲気を感じることができます。

香林寺 五重塔

香林寺には、広くて停めやすい駐車場も完備され、五重塔を眺める穴場的スポットです。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

観音菩薩像が並ぶ「かんのん道」 香林寺

香林寺は、神奈川県川崎市麻生区細山にあるお寺です。

香林寺

香林寺は、1525年に開山したお寺です。開山時には観音堂があり、霊験あらたかな身代り観音が祀られ、香林坊と称していました。香林寺は、坂道のアップダウンがある都市近郊の住宅地エリアにあり、参道から階段が続いています。

香林寺 山門

階段を登っていくと、山門があります。山門の前には、巨木があり今では枯れているように見えますが、その枯れた姿もまた、独特の趣があります。青い空とのコントラストが、とても素敵です。

香林寺 太子殿

香林寺は、準西国稲毛三十三番札所となっています。準西国稲毛三十三番札所は、神奈川県川崎市と東京都稲城市にまたがる、33箇所の観音霊場で、香林寺は、この準西国稲毛三十三番札所の3番札所となっています。

香林寺 鐘楼

香林寺 鐘楼が建立されたのは、1978年です。細山第二土地区画整理事業に伴い、墓地を香林寺に移葬した供養のために作られました。今では、多くの人々の願いをこめた銅板も鋳込まれ、梵音を響かせています。

香林寺 本堂

香林寺の本堂は、1971年に庫裡を新築、新しい時代に備えて客殿も増築し、主柱欅、本葺瓦の立派な伽藍に生まれ変わりました。香林寺の本堂は、香林寺の歴史と伝統を守りつつ、新しい時代にも対応した、立派な伽藍となっています。

香林寺 かんのん道

山門から手水舎を通り過ぎると、香林寺の墓地の外周路には、観音菩薩像が並ぶエリア「香林寺 かんのん道」があります。

香林寺 香林寺 かんのん道

香林寺の略縁起によると、1469年霜月5日の夜、長者の家に盗賊が忍び入り、長者は盗賊と立合い顔に2ケ所の疵を負いました。しかし、一心に観世音の御名を唱え念じ奉れば盗賊は一人残らず退散したそうです。

香林寺

余りの有難さに観音様の御尊面を拝し奉ると、長者の負った疵はなくなり、御尊面に二ヶ所の疵ができていました。このことにより、香林寺の観音菩薩像は、身代り観音と称され、広く人々に信仰されるようになったそうです。

香林寺

香林寺は、1830年に火災に遭い、残念なことに観音菩薩像は姿を失ってしまったが、幸い、この尊像の木版印刷が発見され、現在は、本尊の代わりに、この木版印刷が安置されています。

香林寺には、五重塔があるので、今から行ってみたいと思います。

それでは、また。