遺跡調査で発掘された石垣 清洲城石垣

清洲城石垣は、愛知県清須市清洲にある石垣です。

清洲城

清洲城は、尾張国の中心部に位置し、戦国時代を代表する武将である織田信長や豊臣秀吉ゆかりの地にある城です。清洲城の正面にある大手橋を渡った先に、復元した石垣が展示されています。

清洲城石垣

この石垣は、1610年頃、清洲越直前に存在していた本丸南側の石垣です。清須越により清洲城は廃城になりましたが、1996年に行なわれた遺跡調査で、石垣が清洲公園の五条川付近で発見され、清洲城の無料休憩所・ふるさとのやかたの隣に復元されました。

清洲城石垣

清洲城を訪れた際には、復元された清洲城石垣にも注目です。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

生々しい当時の石垣 金山城 本丸残存石垣

金山城 本丸残存石垣は、群馬県太田市金山町にある石垣です。

案内図

金山城 本丸残存石垣は、本丸跡の腰曲輪付近にある、当時のまま残る実城の石垣です。新田神社へ向かう途中の道には、案内板がいくつか設置されていました。本丸残存石垣を見るには、本丸跡へ向かう階段を登らずに、武者走りを通って裏側へ回り込みます。

本丸残存石垣

金山城は、関東地方では珍らしく、全域を石垣で築いた城で、手近にあった金山石を使用して石垣用材としたそうです。

本丸残存石垣

積み方は、自然石を加工せずに割ったまま積む積み方「野面積(のづら)」で、長い石の大きい面を奥に、小さい面を表にするため、別名「ゴボウ積」とも言われています。石垣は緩やかに傾斜し、石垣の内部には小石の栗石を充分に積んでいるので堅固で、当時のまま今も残る実城の石垣でした。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。