廃棄物埋立処分地を活用した先進的な太陽光発電所 東京電力リニューアブルパワー 浮島太陽光発電所

東京電力リニューアブルパワー 浮島太陽光発電所は、神奈川県川崎市川崎区浮島町にある発電所です。

東京電力リニューアブルパワー 浮島太陽光発電所

東京電力リニューアブルパワー 浮島太陽光発電所は、川崎市と東京電力リニューアブルパワー株式会社が共同で実施している川崎大規模太陽光発電所です。

東京電力リニューアブルパワー 浮島太陽光発電所

全長約500メートル、全幅約250メートル、東京ドーム約2.3個分もある広大な敷地には、およそ10ha(ヘクタール)分のソーラーパネルが設置されています。その枚数は3万7,926枚にのぼり、最大出力は7,000kW、年間発電量は約906万kWhにも及びます。黒っぽいパネルが地面全体を覆うように設置された様子は、圧巻そのものです。

東京電力リニューアブルパワー 浮島太陽光発電所

浮島太陽光発電所は普段、一般の人々が立ち入ることができないエリアにあります。この場所は廃棄物埋立処分地であり、法律により建物の建設などが制限されているため、立ち入り禁止区域となっています。しかし、この制限の中で太陽光発電所として土地を活用するアイデアが生まれました。

東京電力リニューアブルパワー 浮島太陽光発電所

この立ち入り禁止区域に入る唯一の方法が、かわさきエコ暮らし未来館が提供する「メガソーラー構内見学コース」です。このツアーに参加することで、通常は入ることができない発電所の内部を見学することができます。詳細な説明を受けながら発電所を間近で見ることができる貴重な体験です。

東京電力リニューアブルパワー 浮島太陽光発電所

見学コースでは、ソーラーパネルが設置されているエリアのギリギリ手前まで進むことができます。広大なパネル群を目の前にすると、そのスケールに圧倒されます。設置場所に近づくことで、太陽光発電の仕組みをより実感することができます。

東京電力リニューアブルパワー 浮島太陽光発電所 (2015/04/19)

この発電所は、2015年に訪れた時から大きな変化が見られません。広大な土地に並ぶソーラーパネルは、整然と配置されており、当時と同じく安定した運用が続けられています。このように長期間安定的に稼働できることが、この事業の大きな強みです。

東京電力リニューアブルパワー 浮島太陽光発電所

ソーラーパネルは角度10度で設置されており、地面に直接置かれています。一見すると簡単な設置のように見えますが、風による飛散を防ぐための工夫がされています。こうしたシンプルながらも確実な設置方法は、長期にわたる稼働を支える重要な要素です。

東京電力リニューアブルパワー 浮島太陽光発電所 (2015/04/19)

浮島地区は羽田空港にも近く、ソーラーパネルの上空を飛行機が飛び交います。特に、発電所付近の上空を通過しながら飛行機が着陸する光景は、この発電所ならではの特徴的な風景です。

東京電力リニューアブルパワー 浮島太陽光発電所

機械があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

  • 2015/04/19 初版
  • 2024/03/17 更新