金色の世界遺産 金閣寺 鹿苑寺

金閣寺は、京都府京都市北区金閣寺町にあるお寺です。

チケット

京都を訪れた際には絶対に見逃せないスポット金閣寺ですが、正式名称には鹿苑寺(ろくおんじ)といいます。

金閣(舎利殿)

金閣寺という呼び名の由来にもなっている舎利殿は、三層の三階建になっています。

一層は、法水院(ほっすいいん)と呼ばれ、法水は煩悩を洗い流す水のことです。

二層は、潮音洞(ちょうおんどう)と呼ばれ、海の音のように遠くから真実がやってくるという意味です。

三層は、究竟頂(くっきょうちょう)と呼ばれ、中国風の禅宗仏殿造で、究極という意味が込められています。

金閣(舎利殿)

金閣は、二層と三層は純金の金箔が貼られ、3つの層の様式が見事に調和していますね。

屋根の上には金色の鳳凰(ほうおう)が輝いています。

白蛇の塚

白蛇の塚は、境内の北側にある大きな池「安民沢」に浮かぶ島に建つ石塔です。

白蛇の塚は五輪の塔になっていて、五輪の塔は仏教の供養塔や墓塔のことをいうそうです。

石の形には意味があり、四角の石は「地」丸い石は「水」三角の石は「火」半月の石は「風」1番上の小さな玉は「空」で、これらの石は、仏教の五代要素である「地」「水」「火」「風」「空」をそれぞれ表現しているといわれています。

鹿苑寺 不動堂

今日は小雨が降る中、国内のみならず、海外からもその見た目の美しさを見るために、多くの観光客が金閣寺を見に来ていますね。

金閣寺

金閣寺は、特別拝観も行われているそうなので、次回はその時期に来てみたいと思います。

それでは、また。

はんなり京散歩 花見小路

花見小路は京都府京都市祇園町南側にあり、伝統的な建物や呉服屋、飲食店が並び、舞妓で有名な歴史ある地区です。

花見小路

花見小路は、地面の石畳が周りの建物を引き立て、風情あふれる景観ですね。

祇園町南歴史的景観保全修景地区

花見小路は、祇園町南歴史的景観保全修景地区に指定されていることもあり、伝統ある街並みを楽しめます。

八ツ橋

京都の土産といえば八ツ橋です。

祇園でなくても買えますが、こので購入することに意味があると思い購入しました。

チョコレート八ツ橋

見た目は普通のあんの入った生八ツ橋ですが、チョコレート風味です。

京都祇園の雰囲気を感じたくなったら、再度来てみたいですね。

それでは、また。

白石が凛とした空間を演出する石庭 龍安寺

龍安寺は、京都市右京区龍安寺御陵下町にあるお寺です。

石庭(方丈庭園)

1450年に創建された龍安寺は、石庭および龍安寺の境内全域が「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されています。敷地内の方丈庭園は、エリザベス女王が訪れ称賛したことが契機となり、龍安寺観光のメインの一つになっています。訪れた1月3日も、修学旅行生からシニアまで、多くの方が拝観していました。

石庭(方丈庭園)

「ロック・ガーデン」として世界的にその名が広まった庭園は、境内の中ほどにあります。石庭は幅25メートル、奥行き10メートルの75坪ほどの敷地の縦横比は、最も美しい比とされている黄金比になっています。

石庭(方丈庭園)

石を島に見立て、白砂に線を描くことで水の流れを表現する龍安寺の枯山水の石庭には15個の石が配置されていますが、どの位置から眺めてみても、必ず1つは石が隠れて見えないように設置されています。15という数字は、東洋では完全を表す数字ですが、「必ず1つの石は隠れて見えないように作られている」ということは14しか見えないという意味で、「不完全」というメッセージが込められているそうです。「自分自身を見つめて、足りないものを見つめ直し、今ある自分自身に感謝する心を持ちなさい」という思いが込められています。

龍安寺の方丈(方丈は住職の住まいを指す言葉)は本堂を兼ねています。方丈を訪れる多くの人は縁側に腰を掛けて石庭を眺めますが、この部屋は立ち見で庭を眺めるために造られたそうです。

侘助椿

石庭の鑑賞を終えて鏡容池へ移動中すると、日本最古の侘助椿が育てられている庭園がありました。侘助椿は、茶花として昔から最もよく知られ、とても人気があります。

鏡容池

南側に広がる回遊式庭園は、平安期の庭園の名残を留める鏡容池がありました。

境内

龍安寺の石庭は、禅の美を極めた空間とされ、訪れた人々の心を奪いますね。方丈の室内から立ち見で観た時、全ての石が見える場所があるそうなので、次回チャレンジしてみたいと思います。

それでは、また。