渚の博物館 さかなクンギャラリーは、千葉県館山市館山にある博物館です。
さかなクンギャラリーは、渚の博物館にある博物館です。館山おさかな大使でもあるさかなクンが名誉駅長を務めており、その豊富な知識とユーモアあふれる世界観が詰まった展示内容になっています。ギャラリーでは、さかなクンが描いたイラストや、実際に使っていた図鑑・楽器の展示など、他では見ることができない貴重な資料を楽しむことができます。

さかなクンギャラリーは、渚の博物館の1階にあります。季節ごとに内容が少しずつ変わるため、訪れるたびに違った表情を感じることができます。展示はすべて館内にあり、雨の日でも安心してゆっくりと過ごすことができます。さかなクンの描いたイラストはもちろん、折り紙を使った装飾もあり、空間全体が楽しい雰囲気に包まれています。

入口を抜けてまっすぐ進むと、右手側に「さかなクンギャラリー」があります。足を踏み入れた瞬間から、壁面には魚たちのイラストや展示が並び、色彩豊かな世界が広がっています。初めて訪れた方でも直感的に楽しめるよう工夫されており、子どもから大人まで幅広く関心を引く構成になっています。

ギャラリーの奥の中央には、白衣姿のさかなクン人形が立っています。両脇にはユニークな形をしたハコウオとホテイウオの人形が配置されており、まるでさかなクンの仲間たちのような存在感があります。それぞれがコミカルな表情をしており、思わず写真を撮りたくなるような楽しいスポットです。
会場内には、魚をモチーフにした人形やイラストが多数展示されています。どれもさかなクンならではのタッチで描かれており、温かみのある表情が印象的です。図鑑の中で見た魚が、ここではまるで生きているかのように感じられます。イラストには、魚の特徴や豆知識も添えられており、楽しみながら学ぶことができます。

モニターを使った映像コンテンツも流れています。さかなクン自ら解説する内容もあり、声と動きでより深く魚の世界を知ることができます。実際の海中映像や調査の様子が見られるため、普段目にしない海の生態系をリアルに感じることができます。動く映像は、小さな子どもたちにも分かりやすいと感じました。

高い天井を活かして、巨大なクロマグロをはじめとする魚のぬいぐるみが多数吊り下げられています。まるで空中を泳いでいるかのような演出がなされており、見上げると迫力満点の風景が広がります。さかなクン自らが監修とのことで、サイズ感や配置にもこだわりが感じられます。視覚的なインパクトも抜群です。

環境問題にも触れた展示コーナーがあり、特にプラスチックごみに関する内容が印象的です。海に捨てられたごみがどのように魚たちに影響を与えているかが、やさしい言葉とイラストで表現されています。学びのある空間でありながら、深刻な問題を堅苦しくなく伝えている点が特徴です。

展示の中には、ユーモアを交えた創作生物も登場します。たとえば、長靴の形をした「ナガグツボ」や、バケツの形をした「バケツガイ」といった、実際のゴミから生まれたキャラクターが紹介されています。どれも可愛らしいイラストで描かれており、子どもたちの目を引きながら、自然と環境への意識が高まる工夫がされています。

ギャラリー内には、実物大に近い魚の人形と一緒に撮影ができるフォトスポットも設けられています。クロマグロやジンベエザメといった大型魚と並んで写真を撮ることができるため、記念の一枚にもぴったりです。展示としても楽しく、体験としても記憶に残る演出が魅力的です。

さかなクンギャラリーでは、展示を見るだけでなく、体験として学べる内容が多く用意されています。イラストやぬいぐるみ、映像、環境問題への取り組みなど、あらゆる面から海の世界を感じることができます。帰り際には、さかなクングッズを手に取ることもできるため、お土産選びも楽しめます。

機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。