谷保天満宮は、東京都国立市谷保にある神社です。
谷保天満宮は東日本最古の天満宮です。亀戸天神社と湯島天満宮と合わせて、関東三大天神とも呼ばれています。美しい武蔵野の緑あふれる自然に囲まれた谷保天満宮とその周辺は、散策スポットとしても最適です。
谷保天満宮はJR南武線の谷保駅から歩いてすぐの場所にありますが、駐車場もあるので車で参拝することもできます。甲州街道からは、一の鳥居を見ることができます。
谷保天満宮は立川崖線と青柳崖線が交わるハケの立地にあるので、二の鳥居の先は下りの階段になっています。鳥居から石段を下ると拝殿や本殿があるのは、神社としては珍しいですね。
石段の参道を降りると神楽殿がありました。谷保天満宮は交通安全祈願を行っていて、神楽殿の裏側に自動車専用の祈祷場所が設けられています。
「学問の神様」として知られる菅原道真が祭られる谷保天満宮の境内には、受験生が奉納した合格祈願の絵馬が鈴なりに掛かっています。その量は圧巻です。
授与所では「合格お守り」や「学業絵馬セット」を頒布しています。梅林にある茶屋の「茶処 てんてん」では合格ゼリーや合格まんじゅうも販売しているそうです。
谷保天満宮の拝殿は国立市指定有形文化財の建造物です。拝殿は入母屋造りで幅9メートル、奥行き5.4メートル、広さ約73平方メートルです。
1851年に建築されたと言われている拝殿の正面の向拝は、軒唐破風が付いています。拝殿には鳳凰、麒麟、龍などの見事な彫刻が施され、とても素敵ですね。
1908年に日比谷公園から谷保天満宮まで日本初のガソリン自動車でのドライブツアー「自動車遠乗り会」が行われました。拝殿の裏手には、そのイベントで使用された国産初ガソリン自動車「タクリー号」の停車場 BOXがあり、梅林にも記念碑があります。谷保天満宮が交通安全祈願で有名な神社である理由が分かりますね。
開放感があり空気が澄んでいて雰囲気のよい谷保天満宮には、武蔵野の自然が残っていました。
機会があれば、再度来てみたいと思います。
それでは、また。