三溪園は、神奈川県横浜市中区本牧三之谷にある庭園です。
三溪園は梅や桜、ツツジや紅葉などの名所として知られ、外国人にも人気が高く、横浜でも有数の日本文化が体験できる観光スポットして有名です。
17万5千平方メートルに及ぶ広大な日本庭園には、京都や鎌倉などにあった歴史的に価値の高い建造物が移築されています。
エントランスを入ると散策路が続き、池や日本庭園が広がっていますね。
蓮池には、泥の中から清らかな花を咲かせる蓮で一面いっぱいですね。7月から8月にかけて早朝観蓮会が催され、夏の暑い時期と朝のすがすがしい空気の中で、咲いたばかりの蓮を鑑賞できるそうです。
鶴翔閣(かくしょうかく)は三溪園にある歴史的建造物の中で大きな規模の建物です。日本画家が滞在して絵を制作し、日本の近代文化の発展にも寄与した文化サロンとしての役割も果たした場所だそうです。
臨春閣(りんしゅんかく)は、元は和歌山県岩出市の紀ノ川沿いに建てられた紀州徳川家の別荘の巌出御殿で、重要文化財に指定されています。11年をかけて念入りに配置を吟味したこともあり、池に対して建物を奥にずらしながら連結しているので、配置の立体感を楽しむことができます。
地上から掘って段差をつけ降りられるようにし、そこに石を敷き詰め、大きな岩の上に壺を置く。手が込んだ壺の配置の仕方です。
三溪園海が東京湾に近いので民家の明かりや排気ガスが少なく、夜は月がきれいに見えそうですね。
旧燈明寺三重塔 (きゅうとうみょうじさんじゅうのとう)は、園内の建造物の中で最も古い建物です。京都の木津川市の燈明寺から移築された三重塔は、三溪園のシンボル的存在になっています。
小高い丘に建てられた三重塔付近からは、本牧付近の街並みや高層ビル群を望むことができます。
心が洗われるような美景を持つ大池は、冬になるとマガモとオオヨシカモなどの冬鳥が見れるそうです。
鯉の餌が販売されているのでエサやりを楽しむことができます。人に慣れているので鯉のほうから近づいてきますね。口をパクパクしてエサ待ちの姿が可愛く思えます。
歴史的建造物を鑑賞しながら日本庭園を散策できる三渓園。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。