北斎の世界inすみだ北斎美術館

すみだ北斎美術館

東京都墨田区にある「すみだ北斎美術館」。江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の美術館で、2016年11月22日にオープンした。

北斎を単独で扱っている専門の美術館は、日本でここだけです。墨田区に北斎の美術館が造られた理由は、北斎が生まれて生涯のほとんどを過ごした土地であり、地元の人達からも馴染まれていることにあります。
美術館の敷地は元々大名屋敷があった場所で、時の当主に依頼された北斎がここで馬の絵を描いたという逸話が残っています。

また、美術館を設計したのは国内外で高い評価を受けている建築家の妹島和世で、地域との一体化をコンセプトにして造られました。浮世絵の美術館といえば古風な建物を想像しますが、こちらはアルミの外壁とシャープなラインが斬新な印象です。鏡面仕上げのため周囲の景色が建物に映り込み、また切り込み部分から内部の様子も垣間見られるように出来ています。

葛飾北斎(1760〜1849)は江戸時代後期の絵師で、肉筆や刷物の浮世絵も多く残していますが、有名なのは錦絵(多色刷りの版画)の富嶽三十六景シリーズ。なかでも、大きな波が立つ向こう側に小さく富士山が見える「神奈川沖浪裏」は特に有名です。

ほぼ90年の生涯で残した3万点にのぼる作品の一部は海外へも渡り、特にヨーロッパで現地の画家たちに大きな影響を与えています。近年でも大英博物館で北斎展が開催されるほど注目されており、日本を代表する芸術家の1人といわれます。

常設展の区画には、北斎のアトリエ兼住居が再現された模型があります。これは北斎の弟子の1人が描いた絵を元に造られたものです。座敷の中には、布団にくるまって絵を描く84歳の北斎と、火鉢に寄りかかって座る娘の阿栄の人形が配置されています。北斎は実際に布団やこたつの中でよく絵を描いたと言われているため、本当にこんな感じだったのだろうと想像できる模型です。彼ら親子は2人とも絵を描く以外の事柄に興味がなく、掃除や片づけもしなかったとのことで、その乱雑な感じもよく表れています。

他にも、北斎の歴史や有名な作品が展示されています。知っている作品が多いので見ていても面白いです。


基本情報

所在地〒130-0014 東京都墨田区亀沢2-7-2MAP交通アクセス(1)都営地下鉄大江戸線「両国駅」A3出口より徒歩5分
(2)JR総武線「両国駅」東口より徒歩9分
(3)・都営バス・墨田区内循環バス「都営両国駅前」より徒歩5分 ・墨田区内循環バス「すみだ北斎美術館前(津軽家上屋敷跡)停留所」からすぐ
営業期間開館時間:9:30~17:30(入館は閉館の30分前まで)
休館日:毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は翌平日)、年末年始12月26日~1月1日 ※臨時休館する場合あり

名称すみだ北斎美術館(スミダホクサイビジュツカン)お問い合わせ

じゃらん観光ガイドを見たと伝えるとスムーズです。

03-5777-8600