猿橋宿と桂川の渓谷を再現したジオラマ 大月市 郷土資料館 2階

大月市 郷土資料館は、山梨県大月市猿橋町猿橋にある資料館です。

大月市 郷土資料館

大月市 郷土資料館は、発掘調査によって得られた資料を通して、大月市の歴史とそこに生きた人々について学ぶことができる資料館です。

縄文時代の竪穴式住居

大月市は500万年前は海底の一部だったそうです。館内の中央には、縄文時代の竪穴式住居の模型が置かれていました。近づいてみたところ「この中へ入らないで下さい」と書かれていますね。模型がもう少し大きければ、入ってみたいと考える人はいるかもしれません。

甲州街道の今昔

資料館の南には甲州街道が東西に伸びていて、江戸時代の甲州街道には45の宿駅があり、そのうち大月市には12の宿があったそうです。

大月市内宿駅概要

大月市内宿駅概要には荷を運ぶ運賃の「駄賃」が書かれています。現代でいうと、宅急便やタクシーのような輸送に従事する仕事も活発だったようですね。

大月の宿場

幕末から明治の始めの頃の宿場のジオラマがありました。猿橋宿と桂川の渓谷が再現されています。猿橋宿は江戸日本橋から数えて18番目の宿場町で、桂川の渡し場の宿として発展し、合計で138の宿があったそうです。

猿橋

角度を変えて見てみると、猿橋も再現されています。

近代までの歴史

今と昔の対比写真が展示されていました。写真の遠くに映る山の稜線を確認すると、同じ場所から撮影されていることが分かります。昔は舗装されていない道でしたが、今ではアスファルトの舗装路になっている写真が多くありますね。

ビデオコーナー

大月市の歩んだ歴史を学べるビデオコーナーがありました。

ビデオコーナー

各地の資料館には映像を見れるコーナーがしばしばありますが、最近はブラウン管から液晶テレビになっています。しかし資料映像は更新されていないので、若干古さを感じるものの、逆にコレのほうが趣があって良いと感じます。

タイムカプセル

資料館の玄関前にはタイムカプセルが置かれていました。地元の小学生が30年後の自分に向けて書いた手紙が封印されていて、2030年10月に開封するそうです。楽しみですね。

地形形成から人類の登場、原始古代から近代までの歴史を学ぶことができる大月市 郷土資料館。

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。

大月市の歴史 寄贈された様々な道具 大月市 郷土資料館 1階

大月市 郷土資料館は、山梨県大月市猿橋町猿橋にある資料館です。

大月市 郷土資料館

大月市 郷土資料館は、大月市の歩んできた歴史を学習することができる施設で、地域の学習の場や観光の場として、幅広い層の人々に利用されています。

大月市模型

資料館は中央自動車道の談合坂スマートインターチェンジと大月インターチェンジの中間の場所にあります。猿橋公園に隣接し、北には桂川、近くには名勝「猿橋」があります。館内には大月市の模型があり、古くから甲州街道の追分として交通の要衝周囲にあった大月市は、周囲を山に囲まれた地形であることがよく分かります。

猿橋

猿橋が徒歩圏内ということもあり、猿橋の大型模型が展示されていました。相模原市に住んでいる建具職人が寄贈した精巧な猿橋の模型で、約30分の1スケールの見事な作品です。

猿橋

模型の猿橋は、実際の猿橋と比較しても遜色のない精巧な作りになっていて、桔木造りのその特異な構造が緻密に再現されています。

生業の道具の展示

古くから河岸段丘に集落が形成されてきた大月市は、生活が営まれてきた地域は深い谷の地形で、水田の場所が限られていたため、織物産業が発達したそうです。資料館の1階では、一昔前まで大月市内で生活や生業に使用されていた道具の展示が行われています。

生活の道具の展示

市民から寄贈された生活の道具の展示では、大月市の歴史とそこに生きた人々について学ぶことができます。けん玉やコマなど懐かしいおもちゃが展示されていますね。

学習机

廃校になった大月市の学校で使われていた机だと思いますが、かなり使い込まれた学習机の展示が行われていました。何年にも渡って子供たちに使われてきた机は、歴史を感じます。

蚊帳

最近は使う機会がない蚊帳の展示が行われていました。身近な生活の道具の展示は親近感があり、実際にモノを見ると、昔夏場に使った蚊帳の記憶が甦りますね。

資料館は2階建てなので、今から上の階に行ってみたいと思います。

それでは、また。

新幹線試験車両の実物展示 鉄道模型で楽しめる 新幹線資料館 後編

新幹線資料館は、東京都国分寺市光町にある資料館です。

展示車両

資料室は、ひかりプラザ北側に設置された新幹線試験車両951の内部にあります。新幹線をそのまま展示室していて斬新ですね。とてもワクワクします。

951形試験車両

新幹線試験電車951形は、1972年当時世界最高記録時速286キロメートルを達成した車両だそうです。開通前の山陽新幹線西明石から姫路間で実際に走行した記念すべき車両はとても貴重ですね。

座席

扉から資料室に入ると、右側に座席があります。資料室内には鉄道関係の本が置かれているので、座席に座りながら本を閲覧することができます。展示車両の新幹線は常に停止しているので、座って本を読んでも酔わなくて良いですね。

鉄道ジオラマ

鉄道ジオラマのコーナーでは新幹線が勢いよく走っていますね。

操縦席

ボタンを押すと走る仕組みになっています。子供たちが楽しそうにボタンを押していました。

毎日点検

鉄道ジオラマは毎日点検しているそうですが、動かない場合があるそうです。

鉄道資料

展示コーナーでは、パンタグラフやレール、車掌帽子や改札鋏(かいさつばさみ)が置かれていました。

改札鋏

現在の改札はICカードを使った自動改札機ですが、昭和の時代は切符を改札鋏で一部切り取っていました。はさみをカチャカチャする音が懐かしいですね。

記念レリーフ

時速286キロメートルで走行した時の記念レリーフがありました。1972年は今から半世紀も前の話なんですね。

所要時間のうつりかわり

東京と大阪間の所要時間は、約100年前の蒸気機関が約12時間、現在は新幹線で2時間半だそうです。近い将来、リニア中央新幹線では約1時間となるようなので、山手線で都内を一周している間に、大阪に行けるんなんてすごいですね。

新幹線資料館

貴重な鉄道資料を鑑賞して新幹線の歴史を学ぶことができ、鉄道ジオラマでも楽しむことができる新幹線資料館。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。