大黒山(だいこくやま)は、千葉県安房郡鋸南町勝山にある山です。
大黒山は、海辺にそびえる標高75メートルの鋸南町勝山のシンボルの山です。周辺には海しかないため、頂上は360度の大パノラマが広がっています。
大黒山は駐車場が整備されていいます。ハイキングコースの入り口近くまで車で行くことができます。
大黒山のハイキングコースは夜間は危険なので登らないでくださいと書かれていますが、日中は非常に長閑な散策コースです。
登口からしばらくの間は山の間を切り開いた獣道を進みますが、後半のほうは整備され階段が続きます。
大黒山のハイキングコース場には見所がいくつかあります。その一つが鋸南町指定史跡の「醍醐新兵衛(だいごしんべえ)の墓所」です。
勝山村の醍醐家は、関東(房総)の捕鯨の祖と言われています。鯨組の船団を組織化し、江戸湾でツチクジラを捕獲していたそうです。
忍足佐内(おしだりさない)の岩牢跡は、南房総市指定史跡です。忍足佐内は、旱魃(かんばつ)による疲弊と悪政による重税から村民を救うため、身を挺し上訴しましたが失敗し、1875年に処刑された義民で、正義感が強かったとされる人物です。
大黒山では、2010年度に遊歩道の改修工事を実施したため、遊歩道に手すりや階段などが整備され、快適に登山ができるようになりました。
山頂に近づくと、展望台が見えてきました。
今から大黒山展望台に行ってみたいと思います。
それでは、また。