林立する大杉に包まれ太古の昔にタイムトラベル 三島神社

三島神社は、千葉県君津市宿原にある神社です。

三島神社 二の鳥居

三島神社は、伊豆の三嶋大社を分祀したと伝えられる神社です。林立する大杉に包まれた三島神社の境内はとても広く、参道を歩くと遠い昔の世界にタイムトラベルしたかのような趣を感じることができます。

三島神社

付近には駐車場はなく、観光客いなかったので、神社本来の趣や雰囲気をより純粋に感じることができます。二の鳥居から本殿に向かって進む参道の両脇には、美しい自然と雄大な大杉の森があります。正面に切り開かれた参道は自然と神聖な雰囲気に包まれ、厳かな雰囲気を醸し出しています。

三島神社

三の鳥居を潜り抜けると、本殿が見えてきました。本殿の前にある階段は、登ると下が空洞になっているような足音が聞こえます。

三島神社

三島神社の本殿は実にシンプルで、神社の建物は自然との調和を重視しているように思えます。三島神社の社殿改築記念碑によれば、古来より存するも創建は詳かではなく、1570年から1573年にに社殿が焼失し、そのさい什宝、古文書などが灰燼と化し創建の証は消滅したそうです。

三島神社

本殿の前は広場になっています。9月の最終日曜日の秋の祭礼では「三島の棒術」や、雨乞いを行ったところ、突然竜神が現れ、慈雨を降らせたという故事にならって、獅子を竜にたとえて舞いにした「羯鼓舞」が演じられます。

三島神社

コケが青々と成長した御神木の大杉に注連縄が巻かれています。コケは清らかさや長寿の象徴として重要視され、注連縄は神聖な区域とその外とを区分することを表しています。二つの要素は、三島神社の境内に神聖なエネルギーをもたらしています。

三島神社 一の鳥居

一の鳥居は、国道410号線沿いにありました。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。