水と緑と奥多摩を再発見 奥多摩 水と緑のふれあい館 後編

奥多摩 水と緑のふれあい館は、東京都西多摩郡奥多摩町原にある博物館です。

奥多摩 水と緑のふれあい館

奥多摩 水と緑のふれあい館は、東京近代水道100周年と小河内ダム竣工40周年の記念として建設された博物館です。奥多摩郷土資料館の跡地となる小河内ダムサイトに1998年建設された水と緑のふれあい館では、小河内ダムや奥多摩の自然に関する展示や、水の大切さを伝える映像シアターなどがあり、水と緑と奥多摩を再発見することができます。

奥多摩 水と緑のふれあい館 水のふるさと

水のふるさと「歴史・文化の旅」のコーナーは、奥多摩の歴史、民族を紹介します。

奥多摩 水と緑のふれあい館 水のふるさと

館内1階にある水のふるさとコーナーでは、奥多摩の伝統的な民具や文化財の展示、伝統芸能の映像を放映などが行われています。

奥多摩 水と緑のふれあい館 水のふるさと

奥多摩では、夏になると各地域でお祭りが行われます。神輿やお囃子を行う所もありますが、多くは獅子舞が祭りの主役になっています。境の獅子舞は350年の歴史があり、獅子舞は、奥多摩の伝統芸能になっています。

奥多摩 水と緑のふれあい館 水のふるさと

奥多摩の鹿島踊りは、国指定重要無形民俗文化財で、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。小河内ダムの建設で湖底に沈んだ旧小河内村で伝わっていた民族芸能です。

奥多摩 水と緑のふれあい館 水のふるさと

水のふるさとのコーナーは、展示数が多く、奥多摩の歴史を濃く学ぶことができます。

奥多摩 水と緑のふれあい館 水が生まれる

水が生まれる「緑のダムの秘密」のコーナーは、大切な水道水源林の秘密を楽しく体験することができます。

奥多摩 水と緑のふれあい館 水が生まれる

水道水源林は、水道水の水源となる森林のことです。水道水は、川や湖などの水を浄水して作られますが、その水源となる川や湖の水質を保つために、水道水源林は重要な役割を果たしています。

奥多摩 水と緑のふれあい館 水が生まれる

水が生まれるコーナーの水道水源林には、木々が二酸化炭素CO2を吸収して酸素O2を放出する様子を表現したエリアがありました。

奥多摩 水と緑のふれあい館 水が生まれる

蒸発した水蒸気は上昇気流によって上空に運ばれ、上空で冷やされた空気と水蒸気は凝結して雲となります。雲は、やがて重くなって雨となって地上に降り注ぎ、再び陸に戻ってきます。その様子が分かりやすく表現されています。

奥多摩 水と緑のふれあい館 水が広がる

水が広がる「はるかなる水の旅」のコーナーは、館のマスコット「くりん」と一緒に水の旅を体験し、水に関する問題について考えるエリアです。

奥多摩 水と緑のふれあい館 水が広がる

水が広がるのコーナーでは、楽しく転がるボールの動きと映像を通じて、水がどのように使われているのかを体感することができます。展示物前のスイッチを押すと始まります。

奥多摩 水と緑のふれあい館 水が広がる

水の流れ装置を使って表現しています。山に雨が降り、ダムに流れ込み、川により下流に流され取水堰や浄水場を通り、私たちの生活用水となった後、処理場で浄化され、海に流れ込み蒸発し、再び山に雨が降りダムに溜まります。このように繰り返される水の旅を説明するパネルは、見ていて飽きません。

りんに挑戦! 水と緑のQ&A

水が広がるのエリアには、「りんに挑戦! 水と緑のQ&A」のコーナーがあります。小河内ダム、水源に関する様々なクイズを楽しむことができ、モニタ前のマウスを使って画面を操作します。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。