緻密に計算された虎口の構造 金山城址 大手虎口

金山城址 大手虎口は、群馬県太田市金山町にある城跡です。

金山城址 大手虎口

虎口は曲輪などの出入り口部のことをいいます。虎口は実城への通路で、侵入者が攻撃を集中してくる場所になるため、簡単に攻め破られないよう、大手通路の左右には迫るように積まれた石の壁と、兵たちが横矢による攻撃を行う曲輪があり、通路の先には行手を阻む正面土塁がそそり立っています。

金山城址 大手虎口

大規模で複雑で緻密に計算された金山城の虎口の構造は、全国的にみても特徴的で、難攻不落を誇った金山城を象徴する場所でもあります。

けやき

正面土塁の上にはけやきの巨木が立っていました。青空に向かってまっすぐに伸びていてとても印象的ですね。

金山城址 大手虎口

現在は石垣のみ復元されていますが、かつての大手虎口の入口部分には、立派な櫓門があったそうです。当時の風景を思い起こしながら散策するのも楽しいですね。

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。