日本最大の列車銃撃 いのはなトンネル列車銃撃慰霊碑

いのはなトンネル列車銃撃慰霊碑は、東京都八王子市裏高尾町にある史跡です。

いのはなトンネル列車銃撃慰霊碑

1945年8月5日、真夏の太陽が照りつける午後12時20分頃、新宿発長野行きの満員列車が、いのはなトンネル東側入口に差しかりました。

いのはなトンネル

その時、米軍戦闘機P51数機の銃撃を受け、52名以上の方々が死没し、133名の方々が重軽傷を負ったそうです。この空襲は日本最大の列車銃撃といわれています。

中央高速

トンネル付近は八王子ジャンクションが通っていて車の交通量は多いようですが、かすかにタイヤの音が聞こえる程度でとても静かです。今はとてものどかな場所で、戦時中にそのような悲劇があったことは全く感じられません。

慰霊碑付近の踏切

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。

  • 2020/02/09 初版
  • 2022/05/15 更新

不思議な穴の遺跡 吉見百穴と軍需工場跡とひかりごけ

吉見百穴は、埼玉県比企郡吉見町北吉見にある史跡です。

吉見百穴

吉見百穴は、山肌にいくつもの穴が開いている岩山です。

吉見百穴

この岩山は住居で使われていたという説もありましたが、結局は墓という結論に至り、国の史跡として指定されたそうです。

横穴墓

山の断崖にたくさん穴が開いた不思議な風景ですが、古墳時代に作られた230基以上もある横穴は、お墓の雰囲気がありますね。

軍需工場跡

吉見百穴のすぐ横には、軍需工場跡がありました。

軍需工場跡

空襲を避けて戦闘機のエンジン部品の生産を行うため、地下に左右約500mの巨大なトンネルが掘られ軍需工場が造られたその跡地だそうです。

ひかりごけ

吉見百穴は、天然記念「ヒカリゴケ」の自生地も見どころの一つです。

ヒカリゴケはコケの一種ですが、平野に自生するのは植物分布上非常に貴重で、国指定の天然記念物になっています。

のぞき穴

ヒカリゴケは幻想的なエメラルド色に光りますが、写真には写りませんでした。

実際に現地で見るのがよいかもしれませんね。

岩山

吉見百穴の岩山は、山肌に階段が作られていて登れるようになっていました。

眺望

岩山の上にはうっそうと茂った森があり、西の方向には東松山の市街地を望むことができます。

上から見た吉見百穴

吉見百穴内には、埋蔵文化財センターや売店があるので、吉見百穴を眺めながら食事をしたりお土産を買ったりすることができます。

埋蔵文化財センター

埋蔵文化財センターでは出土品や資料を見ることができ、埴輪や勾玉の手作りできる体験コーナーもあるそうです。

よしみん

「よしみん」は、埼玉県比企郡(ひきぐん)吉見町の公式マスコットキャラクターで、吉見名物の吉見いちごがモチーフになっています。

シャツに書かれている「2537」が気になって調べたら、日本一の荒川の川幅だそうですね。

史跡や天然記念物を一度に観光できる吉見百穴。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。